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【ベトナム】ダナンのCG・VFXスタジオ「No.1 Graphics Inc.」社長、城氏インタビュー

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日本の皆さんが日頃目にしているCMやミュージックビデオは、実はダナンで作られたものかも知れません。
今回は、ダナンで音楽映像処理を行い、その作品を日本やアジア諸国に輸出をしている「No.1 Graphics Inc.」の社長、城さんにお話を伺いました。

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記者:簡単な経歴を教えてください。
城氏:日本でメディア企業、総合広告代理店でアカウントとプランナーを経験した後、直近では映像制作会社でプロデューサーをやっています。
同時に編集プロダクションの経営とマネジメントも。
ダナンにCG・VFX スタジオ「No.1 Graphics Inc.」をオープンしたのが今年の4月のことです。

記者:ベトナム進出のきっかけは何ですか?
城氏:はじめてダナンに来たのは昨年の6月です。
1週間の旅行で来ました。
20代の頃にバックパック1つで世界一周した経験があり、様々な国を旅する中で、空港や駅に着いて宿に向かうまでの間に「あ、この街は合うなとか、合わないな」という判断基準が自分の中にあります。
ダナンは「あ、これは住める街だな!」と思いました。
空港から街が近い、山や海、街に流れる大きな川、経済や文化レベルもちょうどいいサイズの街の規模、自分の故郷の九州・福岡にフィーリングが近いのかもしれません。
一目惚れです。
旅行で来たにも関わらず、旅中ここで生活するためにはどうするか?と考えていました。
会社を作るのが一番良いなと判断しました。
タイミング良く、いわゆる若いオタクの学生たちが「日本祭り」をすると聞いて、すぐにスポンサード。
そしてステージタイムをもらい、私たちの仕事について話したり交流をしました。
若い人たちの資質を観察し、ある程度の感触を得ました。
将来的には世界に3もしくは4拠点で生活したいという理想があり、まずはアジアの1拠点目をダナンにすることに決めました。

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記者:進出前に準備したことはなんですか?
最初の旅行で、とにかくドンドン話を進めて、マーケティングしました。
現地のコンサル会社訪問や、人材確保の為の学校訪問(仕事紹介の説明会など)もしました。
また、機材は日本より輸送すると関税などが高いので現地で探しました。
ホーチミンやダナンの電器店を回りましたがいいマシンがなく・・ダナンのパーツショップにガジェットオタクの様なベトナム人が多くいたので、自分の欲しいマシンの説明をしたところ、作ってもらうことができました。

記者:主な事業内容を教えてください。
城氏:日本のTV、Web のコマーシャル、ミュージックビデオをはじめとする音楽映像のCG・VFX を処理します。
クライアントは日本国内の編集スタジオ、ディレクター、エディターなどが主です。
最近では日本にとどまらず、中国など諸外国のテレビコマーシャルの制作にも参加しております。
コマーシャルですと「ポテトチップス」「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」やゲーム会社のテレビCM、音楽ですと「Perfume」「東方神起」や男性・女性アイドルグループの作品です。
オープンから1年未満ですが50作品程度に携わることができました。
とにかくベトナム人スタッフの仕事っぷりに頭が下がります。

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記者:何故この立地を選びましたか?
城氏:先ほど申しました通り、たまたま旅行に来てダナンが気に入ったからというのがきっかけです。
例えば、これがホーチミンやハノイ、ジャカルタもしくはクアラルンプールであれば、また違ったサイズのスタジオにしていたかもしれませんし、業態自体、違う方向を狙ったかもしれません。
今のダナンと自分のプロパティが一致する適切な事業内容と規模を選択しています。

記者:ベトナムで大変なこと・苦労したことは何ですか?
城氏:大変なことは特にありません。
シンガポール、インドネシア、マレーシアでもビジネスの経験がありますが、東南アジアの想定外は想定内です。
あるとすれば、エンターテイメントという枠でいえば、とにかく日本という国があまり人気がないことです。
私の会社で働いてくれるような若いクリエイターたちの目は欧米はもちろんですが、韓国や中国に向けられています。
日本のミュージシャンの名前は1人も言えないけど、韓国人はいっぱい言えます。
まず、好きにならずとも日本という国に興味を持ってもらうことから、という感じですね。
弊社では韓国のミュージシャンの作品もたくさんやっていますが、やはりその時はみんな嬉しそうです。
あとは、求人ですね。
「映像ができます!」
「ホーチミンで有名なゲーム会社でコマーシャルを作ってました!」みたいな子たちが面接に来ますが、正直、日本を含めたワールドワイドの基準に達していません。
この「できる。できている。」と思っているクリエイターを「それはビジネスの映像制作では通用しない」のだと理解させ、紐解くのは難しいことです。
もちろん理解させたいのですが時間がかかり、会社の初動ではリスクです。
私は多くの若者と交流しましたが、外資系のデザイン会社で2Dグラフィックデザイナーをしていた子たちに「1から映像を教える」のが一番の近道だと判断しました。
ある程度のプレッシャーの中で、クライアントの顔が見える状態で「作品」を「納品」しているのが、このフィールドのクリエイターだと現状では感じています。

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