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【ミャンマー】国内旅行は長距離バスで。ミャンマーのハイウェイサービスエリア最新情報

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2017年秋、ヤンゴンとマンダレーを結ぶハイウェイ沿いに、「ケンタッキーフライドチキン76マイル店」がオープンした。
人家ひとつないだだっ広い空地と田畑が広がる道路脇にファストフード店が煌々と明かりを放つ光景は、ミャンマーでは画期的なものだ。
今回は、ミャンマーにおける長距離車両移動をめぐる飲食店状況についてレポートする。

KFC76マイル店 住所:76 Mile Yangon-Mandalay Highway, Bago Division 電話:なし 営業時間:8:00~23:00 Facebook:www.facebook.com/KfcMyanmar
KFC76マイル店
住所:76 Mile Yangon-Mandalay Highway, Bago Division
電話:なし
営業時間:8:00~23:00
Facebook:www.facebook.com/KfcMyanmar

大型バスでの長距離移動が一般的

経済的には鎖国に近い状況が長く続いたためか、ミャンマーのインフラ整備は著しく遅れている。
航空券は高額で、鉄道網は国内を網羅しているものの保守点検がなされていないためスピードが出ず、本数も少ない。
いきおい、庶民の長距離移動手段はバスが主流となっている。

ヤンゴンにはダゴンエアとアウンミンガラーの2つの長距離バスターミナルがあり、特に後者はその広大な敷地内に100を超えるバス会社が軒を連ねる。
ヤンゴンのバス会社は一部の例外を除いて零細経営が多く、1社が2、3の路線に1日各2~5便ほどを走らせており、ターミナルではひっきりなしに大型バスが出入りしている。

おびただしい数の長距離バスが発着するアウンミンガラーバスターミナル
おびただしい数の長距離バスが発着するアウンミンガラーバスターミナル

VIPから3列シートのビジネスクラスへ

長距離バス会社は通常のバスに加え、ハイクラスのエアコン車両を使った「VIP」と呼ばれるバスを走らせているところが多い。
VIPバスには日本の中古観光バスを利用するケースが目立ち、「○○観光」といった日本のバス会社のペインティングをそのままにして走るバスも少なくない。
日本製車両であることがステイタスのひとつとなっているためだ。

車体の日本語ペイントを残したまま走るミャンマーのバス
車体の日本語ペイントを残したまま走るミャンマーのバス

それがここ3年ほどで様変わりした。
VIPのさらに上を行く、3列シートの「ビジネスクラス」バスが増えてきたのだ。
ビジネスバスは5、6年前からあったが、2014年頃までは主な乗客は外国人観光客で、乾季の旅行シーズン中でも比較的席がとりやすかった。

それがミャンマー全体の経済が上向いて中流層が厚みを増し、ミャンマー人の国内旅行が盛んになってくるとそうした層もビジネスバスを利用し始め、今や人気路線の場合、当日では座席がとれないほどになった。

3列シートの長距離バス社内。U字枕と毛布を各座席に装備
3列シートの長距離バス社内。U字枕と毛布を各座席に装備

従来のVIPバスは乗客に水しか配っていなかったが、ビジネスクラスバスでは同乗した乗務員が菓子パンやミニケーキが入った軽食ボックスや歯磨きセット、缶ジュースなども配る。
新発売のドリンクやベーカリーの商品が配られるケースが目立つのは、ビジネスバスを利用する層へ向けての販促を狙っているのだろう。

長距離バス車内で配る軽食ボックスなどの一例
長距離バス車内で配る軽食ボックスなどの一例

サービスエリアも増殖

冒頭で言及したヤンゴン―マンダレーハイウェイは2010年開通、全長587kmの高速道路で、道路沿いに町といえる集落はほとんどなく、途中何ヶ所か唐突にサービスエリアが現れる。

もっともよく利用されているサービスエリアのひとつが、首都ネーピードの手前にある「115マイル」だ。
その名の通りヤンゴンから115マイル、約3時間北進した地点に位置する。

深夜も多くのバスがやってくる115マイルサービスエリア
深夜も多くのバスがやってくる115マイルサービスエリア

広い駐車場に向かい合ってホテルが1軒と、数軒の大型レストランが並び、各レストランは店の奥に個室がずらりと並ぶトイレを備えている。
このハイウェイを利用する長距離バスのうち、115マイルサービスエリアを利用する会社は多く、ほとんどの場合ここで30分の休憩時間をとる。

バス会社は基本的に各レストランと契約をしており、その店の近くにバスを停めて乗務員は無料で食事をとれる。
利用客は強制ではないが、バスを降りて一番近いレストランでトイレをすませ、食事やお茶を飲んで出発を待つ人が多いので、それなりに店にメリットが発生する。
トイレ時間を除けば食事にあてられる時間は20分ほど。
どの店も多くの従業員が素早く注文をさばき、料理をすぐに運べるシステムを築きあげている。

サービスエリアの飲食店は、どんなに混雑していても20分以内に注文から支払いまでを終わらせる必要がある
サービスエリアの飲食店は、どんなに混雑していても20分以内に注文から支払いまでを終わらせる必要がある

こうしたサービスエリアに入居する飲食店はほとんどがローカル店で、中間層以上をターゲットにしたケンタッキーフライドチキンのような店ができたのは初めてのケースだ。
同店に併設しているフードコートもミャンマーのサービスエリアとしては初。
ダイニングもトイレもかなりハイレベルだ。

バス用駐車場は狭く、当面はバス会社の組織的利用はないだろう。
しかし、自家用車で移動する富裕層を中心に利用が広まれば、政府が主導しているだけあり、同種の飲食店がハイウェイ沿いに急速に増加する展開もありえそうだ。

個人的提言

最後に個人的希望を述べさせてもらいたい。

サービスエリアの飲食店横に設けられた土産物販売コーナー
サービスエリアの飲食店横に設けられた土産物販売コーナー

こうしたサービスエリアのレストランは土産物店も併設しており、各地の土産物を揃えている。
ここにぜひ進出してほしいのはマッサージ店だ。
長距離バスの休憩が30分であることを考えれば、15分ほどのミニフットマッサージがフィットすると思うのだが、いかがだろうか。

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