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【カンボジア】ついに2号店がオープン!「丸亀製麺」にみるカンボジア人向けのローカライズとは?

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同じ国内でもエリアごとに細部までローカライズ

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1号店の注文カウンター

プノンペンの高級住宅地にある1号店では、看板メニューの「釜揚げうどん」「かけうどん」が$1.9(レギュラーサイズ)であることを除くと、1品当たりの単価が$4.0~5.0程度ですが、2号店ではソフトクリームを除くすべてのメニューが$1.2~2.2の間に収まっており、ローカル屋台メニューと遜色ない価格設定となっています。

一方、日本の「丸亀製麺」に準じる形でスタートした1号店も、オープンから2年以上経った現在、メニューを一新しています。
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1号店のメニュー

価格設定こそアッパーミドル層を意識したままになっていますが、オープン当初にあったスタンダードなうどんメニューは減り、鍋うどんや丼物、カレー系メニューが増えてきています。

元来、鍋はカンボジア人の大好物であり、タイカレーに似たカンボジアカレーもお馴染みの一品。
肉乗せご飯は屋台メニューの定番であることから、その延長線上にあるこれらのメニューもカンボジア人受けがよいのでしょう。

2年余りに渡って顧客分析を続けた結果とも言える1号店のメニュー変遷を見れば、カンボジア人の嗜好が見えてくると言ってもよいかもしれません。

チェーン店ではあるものの、国ごと、エリアごとにターゲットを見据え、思い切ったローカライズに踏み切る「丸亀製麺」。

カンボジアでも、この土地に適したスタイルで「うどん」という食文化を広めつつ、「MARUGAME」という強固なブランドを構築しようとしています。

現地での徹底したリサーチと日本式に固執しない柔軟さこそが、「丸亀製麺」が海外で勢力を拡大し続ける大きな秘訣と言えるでしょう。

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■「MARUGAME UDON & BENTO」Steung Mean Chey店
【住所】 St.Veng Sreng, Sangkat Steung Mean Chey, Khan Mean Chey Phnom Penh(New Steung Mean Chey Market並び)
【Facebook】https://www.facebook.com/MarugameKH/
※Facebookに記載の住所は1号店のもの

この記事を書いた人(著者情報)

HARU

2015年よりカンボジア・プノンペン在住。
現地企業に勤務後、フリーランスライターに転向。
カンボジアの飲食、旅行、アート、カルチャー関連の取材・インタビュー記事を各種メディアに寄稿中。

▼詳細プロフィール
https://lifeart-gallery.com/haru_profile/

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