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【タイ】【ペンのASEAN紀行】ジョイントチケットで行く未開リゾート・サムイ島

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デッキへの出入りも自由で、船はゆっくりと進行しながらサムイ島を目指した。

2018-02-25 12.28.10

リパノイ埠頭に到着したのは午後0時30分。
ドンムアン空港を発ってから6時間20分が経過していた。
この所要時間を長いと感じるかどうかは人にもよるが、2日後の復路も合わせて料金は総額2476.3バーツ。
直行便の4分の1という破格の値段に、選択肢の一つとなることだけは確かだ。

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ここから先は、乗り合いバンかタクシー、レンタカーかレンタバイクで中心部を目指すことになる。
交通機関は、空港であるいは到着後に選ぶことができる。
島の市街地は東海岸に集中しており、サムイ空港周辺の北東エリアが「チャウエンビーチ」、南へ道なり約7キロ、峠を越えた先が「ラマイビーチ」だ。
この2つのエリアに、大半のホテルや飲食店などが集中している。

チャウエンビーチ_180228_0010

両ビーチとも欧米人を多く見かける。
ここでは日本人も含め、アジア人はそれほど目にしない。
ラマイビーチで特にそれは顕著だ。
レストランもタイ料理のほかは、ウエスタンや欧州料理が中心で、中国料理や韓国料理がわずかに点在するだけ。
地元関係者によれば、ラマイビーチに現在1店舗、チャウエンビーチには10年ほど前に日本食レストランがあっただけだという。

チャウエンビーチ_180228_0005

島の朝はゆっくりだ。
夜が遅いため、午前中の通りは閑散としている。
のんびりとテラス席で、ブランチを楽しむ旅行客も少なくない。
ようやく昼近くとなって飲食店や土産物店がそろって開店を迎えるころ、人通りはようやく本格化する。

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島の中心部にはジャングルが広がり、ナームアンの滝などの瀑布も見ることができる。
美しい浜辺と島内観光、ゆっくりとした時間の流れ。
トータルの所要時間はかかるが、ジョイントチケットを利用した南の楽園を目指す旅も、そう悪くはない。

チャウエンビーチ_180228_0014

この記事を書いた人(著者情報)

kobori

2011年11月、タイ・バンコクに意を決して単身渡った元新聞記者。東京新聞(中日新聞東京本社)、テレビ朝日で社会部に所属。警視庁記者クラブで2・4課担当を通算4年経験。銀行破綻などの各種金融事件、阪神大震災、オウム真理教事件などの取材にも当たった。事件記者出身だが、取材対象は政治・経済、社会、科学、文化までなんでも。日本の新聞、雑誌、タイのフリーペーパーやウェブサイトなどでも執筆中。著述、講演多数。

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