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ベトナムにおける内部統制①:社内で準備すべき資料について

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今回から3回にわたり、ベトナムにおける内部統制の要点について説明させていただきます。日本とベトナムとでは、行っている事業の内容や環境が異なることから、ベトナムの状況に沿った内部統制を構築・運用する必要があります。

 

1回目の今回は、内部統制の目的のうち、財務報告の信頼性の確保という観点から、最低限社内で準備すべき資料を紹介させていただきます。

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以下、3つの項目の①作成する資料、②各資料において必要な項目、③突き合わせ方法について説明いたします。

 

はじめに、現金預金について説明いたします。

作成する資料はa銀行口座ごとの入出金表、b手元現金管理表、c銀行口座および手元現金のまとめ表となります。そして、それぞれの表において、インボイス番号、入出金内容、購入先および取引先の名前等を記入します。突き合わせは手元現金は現金実査によって、預金は各銀行より残高証明を取得することによって行います。

 

次に、売掛金および買掛金について説明いたします。

作成する資料は債権債務リストとなります。それぞれのリストにおいて、取引先名(コード)、インボイス発行日、期首・期末残高・期中増減額等を記入し、前受金・前払金の管理も行います。突き合わせは、期末に確認状を送付することによって行います。

 

最後に、棚卸資産について説明いたします。

作成する資料は棚卸資産受払表となります。この表において、製品・商品名(コード)、インボイス番号、数量および金額の期中増減等を記入しますが、棚卸資産受払表の作成方法は幾通りもあり、棚卸資産の管理状況に合わせて作成方法を工夫することも必要です。突き合わせは、期末に実地棚卸によって行います。

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これら管理の方法および作成する資料は企業の状況によって異なるため、常に改善していく姿勢が大切となります。

たとえば、現金預金につき、上記表をすでに作成している場合には、次のステップとして予算や現状を記した資金繰り表を作成することをお勧めしています。これらの資料を毎月、毎四半期、毎年度と、少しずつ難易度を上げて作成していくことで、ベトナム現地の内部統制を強化し、現地に一任する部分を増やしていくことを目標にしてはいかがでしょうか。

なお、内部統制の改善、決算早期化やミスの防止という観点から、一度、自社の内部統制の状況につき、専門家に評価を依頼してもよいかもしれません。

 

次回は内部統制の業務改善について、具体例を交えながら説明させていただきます。

(AGS 吉田)

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