ホーム >  ミャンマー > 【ミャンマー】人気店が打ち出した新しい鍋スタイルは、ヤンゴンで流行するのか

【ミャンマー】人気店が打ち出した新しい鍋スタイルは、ヤンゴンで流行するのか

LINEで送る
Pocket

ヤンゴンで鍋料理店といえば、まず名前が挙がるのが「シュエカウン」だ。
11年前にオープンしてすぐに注目を集め、今ではヤンゴン市内に8店舗を構える人気店に成長した。
その「シュエカウン」が新しいスタイルの店を始め、人気を呼んでいる。

ヤンゴン鍋料理の歴史を開いた店

従来のシュエカウンは、真ん中に鍋を置ける熱源を取り付けた数人掛けのテーブルに、グループで訪れた客が一緒になべを囲むスタイルだ。
店舗によっては個室もある。

従来タイプのシュエカウンの個室
従来タイプのシュエカウンの個室

具材は小さく積み重ねしやすい四角いプラスチック容器に少量ずつ入れてガラス張りの扉がついた巨大な冷蔵庫に種類ごとに積み、客はそこから自由に選ぶ。
客ごとにお盆を持った従業員がつき、そこへどんどん選んだ具材を入れていき、自分の席まで運んでもらう。

皿は価格ごとに色が異なり、野菜などの安い具材で1皿40円前後から。
揚げ物などの1品料理も追加で注文できる。
最後に皿の色と数を見て清算をする。

大型冷蔵庫から自由に具材を選ぶ
大型冷蔵庫から自由に具材を選ぶ

スープは、中国の火鍋料理店によくある真ん中で仕切った形状の鍋に、辛い・甘いの2種類を入れる。
つまり、具材を自分で選べることと、2種類の鍋を同時に味わえることが評判を呼んだ。

Shwe Kaung (Kamayut Brunch) 住所:Nar Nattaw Rd., Kamayut Tsp. 電話:01-537731 営業時間:9:00~21:30
Shwe Kaung (Kamayut Brunch)
住所:Nar Nattaw Rd., Kamayut Tsp.
電話:01-537731
営業時間:9:00~21:30

鍋料理店乱立の時代へ

ミャンマーにはそれまでタイスキを出す「コカ」があったくらいで鍋料理店はほとんどなかったが、「シュエカウン」のヒットで続々と似たタイプの店が増えていった。

その後、2010年代の半ばあたりから、中央の凹状に盛り上がった部分で具材を焼き、周囲のドーナツ型にへこんだ部分にスープを入れて煮るという、バーベキューと鍋料理を同時に楽しむタイプのレストランが流行する。
これはタイから入ってきたスタイルで、ほとんどが具材は自分で好きなものを好きなだけ選ぶビュッフェスタイル。
現地では店名にかかわらず、「タイ鍋」と呼ばれている。4

「タイ鍋」のスタイル 
「タイ鍋」のスタイル

タイ鍋に少し遅れてヤンゴンに上陸したのがタイ資本の「シャブシ」だ。
カウンターの各席に熱源があり、ひとりで1つの鍋を食べるひとり鍋の店だ。
具材は回転寿司店にあるようなベルトコンベアで流れてくるものを各自が取るビュッフェ形式となっている。

シャブシは上陸直後こそ物珍しさで連日満員だったが、現在では苦戦気味。
ひとり鍋店にもかかわらずグループ客がほとんどだったことを考えると、ミャンマー人は「みんなで一緒に食べる」ことを好むためではと、個人的には推測している。

新しい鍋トレンドはひとり鍋+バーベキュー?

しかし、こうした様々な鍋スタイルの店が増えるにつれ、「シュエカウン」は以前ほどの賑わいを見せなくなってきていた。
そこへ登場したのが、新しい「シュエカウン」だ。

まず、これまでのような食べた量に応じた価格設定ではなくビュッフェスタイルで、ひとり約1,200円の定額制。
入店前にまずキャッシャーでチケットを買い、それを駅にあるような自動改札機に通して入店する。
ミャンマーの鉄道にはまだ自動改札機は1台もないので、この入店方法だけでもミャンマーでは大きな話題になった。

自動改札初体験のミャンマー人が多い。
自動改札初体験のミャンマー人が多い。

また、具材は縦に積まず、平置きタイプの蓋のない冷蔵庫に並べている。
客がより選びやすく、ミャンマーでも大流行のインスタ映えもするというわけだ。

縦積みに比べて平積みでは具材の設置面積が広くなり、見た目がきれい。
縦積みに比べて平積みでは具材の設置面積が広くなり、見た目がきれい。

テーブルには座席の数だけの熱源を配置して、数種類から各自が好みのスープを選べるひとり鍋を味わえるとともに、真ん中にはみんなで楽しむためのバーベキュー用プレートを設置。
まるで、これまでヤンゴンで流行した様々な鍋料理のいいとこ取りをしたかのようなスタイルとなっている。

縦積みに比べて平積みでは具材の設置面積が広くなり、見た目がきれい。
縦積みに比べて平積みでは具材の設置面積が広くなり、見た目がきれい。

ひとまずスタイルチェンジは大成功

新しいスタイルに変更した「シュエカウン」ヤンキン店で働く古参店員によると、「改装後の売り上げは上々」とのこと。
今後、好調が続くようなら、他の店舗も同じスタイルに変更する可能性もあるとのことだ。

Shwe Kaung (Yankin Brunch) 住所:8, 16-Block, Moe Kaung Rd., Yankin Tsp. 電話:01-553959 営業時間:10:00~21:30
Shwe Kaung (Yankin Brunch)
住所:8, 16-Block, Moe Kaung Rd., Yankin Tsp.
電話:01-553959
営業時間:10:00~21:30

まだ鍋料理が普及して10年少ししかたっていないヤンゴン。
試行錯誤を繰り返しながら、独自のスタイルを築いていくのかもしれない。

 

LINEで送る
Pocket

海外展開にご興味ある方は
なんでもお気軽にご連絡ください。
> 24時間受付OK> 24時間受付OK

メインメニュー

教えてASEANコラム

お問い合わせ

お電話でのお問い合わせ
WEBでのお問い合わせ

フォローはこちら

人気記事ランキング

新着記事

国別で記事を探す

おすすめキーワードで記事を探す

ライター紹介