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【マレーシア】【新規オープン当日レポート】中華系オーナーの飲食店の驚きの伝統的慣習

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マレーシアで飲食店を開店する前に、オープニングスタッフのトレーニングや、来客などの反応をチェックする期間のことをソフトオープンと呼ぶ(日本ではプレオープンという名称を使うこともある)。
このソフトオープンを経てグランドオープンが正式な開店日となることが多い。

マレーシアオープン販促

そこで知っておきたいのが、中華系マレーシア人のグランドオープン当日の独特の慣習。
今回はその現場を実際に訪れてみた。

無料で来店者に飲食を提供

日本でも店舗のオープニングの日は、何らかの特典や食事の割引などのプロモーションを行うことは珍しくない。
ここマレーシアでも同様である。

まず驚くのが、当日のFree Buffet(食べ放題のふるまい飲食)である。
これは招待客やメディアだけではなく、店を訪れた誰もが無料で食べたり飲んだりできる。
アルコール類が高いマレーシアだが、ビールや一部カクテルまで飲み放題となることもある。

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2018年11月にグランドオープンした回転寿司とスティームボート(マレーシア風鍋)の店「Kaiten Sushi & HotPot」。
今回はのフロアーマネージャーのChua Jia Meng(蔡家明)氏(写真右)に許可をいただき当日の様子を取材させていただいた。

ドラゴンダンスと爆竹で縁起をかつぐ

中華系文化の慶事などに欠かせない伝統芸能の龍舞(りゅうまい)。
龍の着ぐるみの中に人間が入り、さながら生きてるかのように踊る。
英語ではドラゴン・ダンス(Dragon Dance)※と呼ばれ、各国の中華街などのチャイニーズニューイヤー(春節)の風物詩となっている。

※……獅子舞(ライオン・ダンス)と呼ばれることもある。

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ドラゴン・ダンスはレストランや店などのグランドオープニングでも重要な催事だ。
地域や歴史などによってさまざまではあるが、五穀豊穣、商売繁盛、福を呼ぶなどの意味を持つ。

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8頭のドラゴンが威勢のよい掛け声とドラムやシンバルなどの大きな音と共に店の前へ駆け寄ってくると同時にスタートの合図。

今回は予定時刻に雨が降ってしまったため、アクロバティックな見せ場がなくダンスだけとなってしまった。
それでもまるで生きているかのような激しい動きに目を奪われる。

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見物客に愛嬌を振りまいたあと、ドラゴンたちは店内へと入っていく。
ここでも客席や通路、階段、キャッシャーなどをくなまく練り歩き、福を呼び込むダンスを踊り続ける。
備えられた野菜や果物は繁栄を願い、みかんなどの柑橘が見物客や来店者に配られることもある。

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最後に財運、繁栄などに関連した言葉が書かれた垂れ幕がドラゴンの口から飛び出して終了。
この慣習はマレーシアだけではなく中華圏では伝統的な行事であるとのことだった。

この記事を書いた人(著者情報)

kanan_kiri

マレーシア在住の主婦ライター。日本で求人広告代理店、各種雑誌、ローカルペーパーなど紙媒体取材ライターを経てフリーランスに。現在はWeb媒体を中心に活動中。

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