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【シンガポール】飲食店におけるオーダー・オートメーション

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「電子化」という言葉がもはや古い時代のものに感じるほど、あらゆるものをデジタルに置き換えていくことは当たり前の流れ。

日本でも生活にデジタル・電子化は非常に身近なものになっていると思いますが、日本からシンガポールに移り住んでいる著者から見る、電子化の流れについてご紹介していきたいと思います。

ファーストフード店での電子化

ファーストフード店といえば、マクドナルド、ケンタッキーフライドチキンやバーガーキングなど、日本で見られるラインナップと多少異なるものはありながらも、ワールドワイドに普及しているブランドも多く存在します。

世界に展開しているということはビジネスモデル、ブランド力もさることながら、そのボリュームを活用して業務効率化を進めるのが企業努力というもの。
オーダー・オートメーション(Order automation)もそのひとつ。

この記事を執筆するきっかけとなったのも、慣れ親しんだ味を求めてマクドナルドに立ち寄った際、デジタルオーダー端末を見かけて衝撃を受けたことが大きい。

デジタルオーダー端末とは?

タイトルに謳ったものの、多くの方が想像しているように「消費者が注文を入力するデジタル端末」のことで、多くは人件費の削減(窓口が減る)や商品注文や、その後店内での情報伝達に誤りを無くし効率化を図るために用いられています。

見た目はこのような感じ。IMG_9810待機時間にはプロモーション商品の表示などポップとして活躍。

マクドナルドのオーダー端末。
写真一番右の端末は初期画面で、使用可能な決済手段が画面左側に表示され、右側にはCASH(現金)の場合はカウンターへどうぞ、と表示されている。

ちなみに、電子決済はクレジットカード、NETS、NETS Flashpay、EZLINKなど多岐にわたる。

画面をタッチして商品を選択、窓口と同様支払いまでが可能。
決済を済ませると、レシートに引き取り番号が表示され、番号が表示されたらピックアップという仕組みだ。
IMG_4656レシートの上部に番号が記載される。

IMG_5694商品のピックアップの際は全員同じ列に並ぶが、番号がデジタルオーダーと窓口で分けられていた。
(具体的には1,000番台、2,000番台といったナンバリングで見分けている様子)

 

実際使われているのか?

さて、導入したところでその効果はどうでしょうか。
実際に使われているのか気になるところ。

公式な発表があるわけではないので、利用率やコストカットの効果は定かではないが、日常的に店舗を見かける限り、「まだまだ窓口の方が並んでいる」というのが感想。

窓口に並ばざるを得ないパターンとしては

・デジタル端末の利用が難しい(高齢者など)
・オーダーをするのが手間だと感じる
・現金で支払う必要がある

といったところで、デジタルネイティブ世代にはもっと使われてもいいのでは?という感想もありつつ、日本のJR東日本グループが駅コンビニ「NEW DAYS」で仕掛けているセルフレジ導入が思いのほか進んでいないように、まだまだ「対面でオーダーする」人が多いということの現れであるのかもしれない。

(とはいえ、仮に1/3の客がデジタル端末でオーダーをすれば、規模が大きい店舗であるほど効果は大きいだろう。)

まだまだデジタル端末でオーダーする方が少ない。IMG_7100

なお、「バーガーキング」でも同様に端末が導入されていた。
IMG_7546

IMG_8405

レストランなどでの普及

ファーストフード以外の店舗でもデジタル端末は活用されている。
日本でも回転寿司チェーンなどでは、オーダー用のタッチパネルが席ごとに設けられており、全品300円などの格安居酒屋では各席にタブレット端末が用いられている様子をよく見かける。

思いのほか、レストランではデジタル端末の普及が多いわけではなく、日系の店舗でちらほら見かける程度かもしれない。

IMG_4697
大阪発の串カツ居酒屋「串カツ田中」ではオーダーにタブレットが用いられている。

他にも和食レストラン「YAYOI」(やよい軒)でも、机にタブレットが備え付けられるなど、いくつか見かける店舗があった。

「決済」の簡便さが重要?

今後のオーダー・オートメーションについて考えると、デジタルオーダー・決済の端末を設置することは、技術的に何のハードルもないと言えるので、最終的な決め手は「決済手段」ではないだろうか。

また別の記事で触れたいと思うが、シンガポールでは現金以外での決済手段が日常的に浸透している。
そのため、先行して導入が進んでいるのではないだろうか。

反対に、レストランでは導入実績もそう多くない…というようにも捉えることができる。
(ちなみに「串カツ田中」では、店員を呼び止めている人もまだまだ多く、タブレット導入の効果は疑問符が残る。)

まだまだ窓口とのダブルスタンダードが必要そうだが、今後もさらなる進化を期待したい。

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