【マレーシア】クアラルンプールで約25年！老舗日本食レストラン「とく徳」の名物シェフインタビュー

―　人気のメニューはどういったものでしょうか？日本人とローカルで違いなどはありますか？
リーさん：当店はメニュー数がかなり多いので、好みも分かれるところですが……。
日本人のお客様に人気なのはハンバーグステーキ、おでんですね。
日本の洋食屋さんでおなじみのハンバーグステーキって、マレーシアでは意外と食べられないからだと思います。
一方、ローカルのお客様だと、チキンの照り焼き、サバの塩焼き、天ぷらなどが人気メニューですね。
特に天ぷらの注文は多いです。

―　気を付けているところや、大変なところなどは？
いつ来ても同じ味というのはお客様の安心につながります。
なのでそこは一番気を付けていますが、マンネリにならないようにしないといけません。

今の若い世代の好み、日本食のトレンドなどのリサーチも積極的にするようにしています。
時間を見つけては「今マレーシアの飲食業界では、何が求められているのか」ということを把握するように心掛けています。
料理人として現状に慢心してしまうのが、一番よくないと思っているからです。

大変というか、これも気をつけているところなのですが、当店は居酒屋スタイルなのでフルサービスとなります。
接客に対してはもちろん、忙しい時にもクオリティーや清潔感など、店の隅々まで目を配ることを怠らないようにしています。

ー　最後に一言お願いいたします。
まだまだこの先も頑張ってお店を続けていくことが目標です。
味はもちろん、日本の居酒屋の雰囲気を楽しんでいただけたらと思います。
異国の生活の息抜きに、ぜひいらしてください。
ボトルキープもできますよ！スタッフ一同お待ちしております。

マレーシアで日本食をいただく場合は高級ホテルが常であった時代から、気軽に居酒屋料理を提供していた日本食レストランの草分け的な「とく徳」。
シェフ・リーさんは、シェフとしてクアラルンプールにおける日本食の歴史を見てきた一人でもある。

おいしい料理と酒、そして日本語を交えつつ人懐っこく話すリーさんの人柄も、長く愛される理由ではないかと感じられた。

■とく徳（TokuToku）
住所：59A, Jalan Sultan Ismail, Bukit Bintang, 50200 Kuala Lumpur
アクセス：モノレールとMRTのBukit Bintang各駅から徒歩約1分。マクドナルドのある交差点をjalan Sultan Ismailに沿ってバス停（KL 86 MRT Bukit Bintang）方面へ歩く。上部に写真の看板が出ているので、2階へ
電話：03-2143 2553
営業時間：12:00～14:30（ランチ）、18:00〜22:30（ディナー）
定休日：日曜・祝日
Facebook：https://www.facebook.com/Toku-Toku-Japanese-Restaurant-743231475880667/