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【知らないと損するタイ進出情報】タイの財閥研究 TCCグループ

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傘下にタイビール大手「ビア・チャーン」を抱え、ゲートウェイエカマイなど商業施設の開発運営やビッグCスーパーセンター事業、大衆消費財(コンシューマ)事業、保険事業等を擁するのが、ジャルーン・シリワタナパクディー総帥率いる新興財閥「TCC」だ。
他のタイの財閥の多くが19世紀末から20世紀初めにかけて創業する中、比較的歴史の浅いグループに属する有力コングロマリットである。
総事業規模はタイ全土で三指に入る4000億バーツとも5000億バーツとも。
一方で、仮面の裏側には「タイの買収王」ともされる別の顔もあった。

TCC group

誤解を恐れずに言えば、巨大財閥TCCは謎に満ちた財閥である。
グループの公式見解では1960年に総帥シリワタナパクディー氏と妻のワンナ副会長が仲睦まじく立ち上げたことになっている。
だが、史実を丹念に追って行くと、この説にはかなりの無理があると言うことができる。

グループのルーツは、シリワタナパクディー氏が60年ごろに入社した「メコン・ウイスキー」の販売会社「スラマハークン社」にあった。
当時の酒類業界は政治と極めて近い関係にあり、軍政の力の源泉ともなっていた。
ところが、73年の政変で陸軍出身のタノーム政権が崩壊。
これに伴い同社上層部が一斉に失脚する事態となった。

TCC history

この時に中心となって会社の建て直しに挑んだのが、シリワタナパクディー氏の上司タルンとジュン、そして氏の3人だった。
3人の名の頭文字を英字表記すると「TCC」となる。
これが、今日の巨大財閥「TCCグループ」の源流である。

商才に長けたシリワタナパクディー氏はその後、新たに設立された持ち株会社「スラマハラート社」の大株主に。
90年ごろまでに名実ともにグループ総帥の地位に就いた。
ちょうどこの頃、故プミポン国王(ラマ9世)から現在の姓「シリワタナパクディー」を下賜され、一族で改名をしている。

TCC

シリワタナパクディー総帥は強烈なカリスマ性を発揮、グループの拡大に努めた。
91年には現在の「タイ・ビバレッジ」の前身である「ビア・タイ」を設立。
格安ビール「ビア・チャーン」を投入して、「ビア・シン(シンハビール)」の独占場だったビール市場に殴り込みを掛けた。
95年に82%あったシンハのシェアはみるみる低下。
99年にはチャーンが49%を奪って首位に就いた。
現在ビール市場は、チャーンとシンハ社の格安ビール「リオ(レオ)」の2強がトップを争っている。

97年の通貨危機を乗り切ると、グループは「買収」という荒技で事業を拡大していく。
2000年には1946年創業の金融会社を買収、「TCCキャピタル」として中核に据えた。
翌年には創業100年を超える老舗コンシューマー企業「バーリ・ユッカー(BJC)」も買い取った。
現在、BJCはグループ内でM&Aの司令塔役を果たしている。

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