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沸騰するASEANに生きる!~注目のカンボジア・ポイペト経済特区をご紹介~

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 ポイペト経済特区の概要

ポイペトを拠点とする経済特区の1つ目が、豊田通商の「テクノパークポイペト」です(*2)。

テクノパークポイペトは2016年にオープンし、既に複数の日系企業やタイ企業が入居している状況です。
カンボジア電力公社からの専用高圧電線から、最大30MWの電力を供給しています。
また、中小企業向けのレンタル工場を建設している他、特区内での通関手続きを完了させることが可能であるなど高い利便性を誇っています。

同地にある経済特区の2つ目が、住友商事が販売代理店を務める「ポイペトPPSEZ」です(*3)。

2019年12月にオープンしたばかりのポイペトPPSEZは、プノンペン経済特区を運営するPPSEZ社が同地に進出し、同社によるこれまでの開発ノウハウを活かした優れた管理能力と、安定した電力供給などが特徴として挙げられます。
ポイペトPPSEZには、電子部品などの製造を行う日系企業のスミトロニクス・マニュファクチャリング・カンボジアが初入居を果たしています。

なお、カンボジアでは100%外資によるサービス業の進出を認められている他、「QIP(適格投資案件)」と呼ばれる投資優遇措置も講じられています。
QIPでは、一定の要件を満たすことにより、法人税を最大9年免税されることに加え、輸入関税や付加価値税(日本の消費税に相当)の免税を受けることができます(*4)。

またカンボジアへの日系企業の進出動向を探ると、縫製業が盛んなため同業関連の日系企業が多数進出している他、精米プラント製造のタイワ精機、健康食品製造のNisshoku、食品加工のArixやJ’S Factory、Lyly Kamedaなどの投資実績もあります(*5)。

 

プノンペン

 

まとめ

ポイペトは南部経済回廊を通じてタイやベトナムとつながる交通の要所であり、各企業にとって戦略的拠点としての魅力が高まっています。
相対的に低い労働コストと市場アクセスの良さを誇り、現在進行形でビジネス環境が整備されているカンボジア・ポイペトを、1つの進出拠点として検討されてみてはいかがでしょうか。

 

※1米ドル=約107.62円で換算

【出典】

*1 JETRO
https://www.jetro.go.jp/ext_images/_Reports/01/962bd5486c455256/20191121.pdf

*2 JETRO
https://www.jetro.go.jp/ext_images/theme/fdi/industrial-park/developer-material/pdf/201904/kh_02.pdf

*3 JETRO
https://www.jetro.go.jp/biznews/2020/01/3d598bc4dfe4e141.html

*4 JICAカンボジア事務所 ※39ページ参照
https://www.jica.go.jp/cambodia/office/information/investment/ku57pq00001vjq3m-att/investment_cam.pdf

*5 JICAカンボジア事務所 ※43~50ページを参照
https://www.jica.go.jp/cambodia/office/information/investment/ku57pq00001vjq3m-att/investment_cam.pdf

この記事を書いた人(著者情報)

プラナカン

国内外の金融機関に15年ほど勤務しました。

趣味は旅行とスポーツ観戦です!

 

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