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【5月13日更新】【シンガポール】新型コロナウイルス感染拡大防止による自粛生活延長の現状

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※本記事は2020年5月13日時点の情報です。

サーキットブレーカー6月1日まで延長

前記事「【シンガポール】新型コロナウイルス感染症環境下でのシンガポール生活の現状」にて、5月4日期限でシンガポールの活動制限令「サーキットブレーカー」が発令されたと記しましたが、その後4月22日に延長が発表され、6月1日までとなりました。
気持ち的にはがっかりしましたが、でもここまで迅速に指導力を発揮してくれるシンガポール政府の対応には力強さを感じられ、「よし!頑張ろう」という気持ちにさせられました。

さらに日々刻々と状況が変化するため、その後サーキットブレーカーの段階的緩和も発表になりました。
5月12日からは美容院やスイーツのお店、ペットショップなどが営業再開になり、甘い物に飢えていた筆者は早速チーズケーキを食べました。
この他は以前のとおり自粛が続きますので、あまり生活に変化を感じることはありません。

このような環境下での現状を、第2段としてリポートします。

電車2 (1)
誰もいなくなった地下鉄

 

電車は、昼間ほぼ人が乗っておらず、一定距離を保てるので安心して乗車できます。
シンガポールでは、基本的には単独で行動するように決められているため、買い物や公園でのウォーキングなども1人で行きます。

公共の場には監視人がいてパトロールをしているので、マスクを忘れたりすると罰金の可能性もあります。

ソーシャルデイスタンス (2)
バスと地下鉄の車内に貼られている、社会的距離を保つように求める告知

 

地下鉄もバスも車内に、社会的距離を保つことを求める告知が貼ってあり、他人との間隔を取って座ることを徹底しています。

 

様変わりした中心街

オーチャード (4)
有名百貨店やハイブランドショップが立ち並ぶ、シンガポールの中心地オーチャードも閑散

 

日本で例えると銀座や新宿、渋谷のようなシンガポールの中心地、オーチャード。
ここは新型コロナウイルス流行以前は、昼夜問わず観光客やローカルの買い物客で常に賑わっていましたが、現在は閑散としています。
ほぼ誰もいないことに、筆者もさすがに驚きました。

催事場
いつも賑わいを見せていた高島屋の催事場

 

高島屋の催事場は週単位でアパレル系のsaleや日本食材のPRなど、常にさまざまなイベントを盛大にやっていたので、人が誰もおらずに静まり返っている様子は初めて見ました。

高島屋、伊勢丹などの有名店は軒並み6月1日まで休業なので当然ですが、ここでもしっかりと政府の意向に沿っています。

 

高島屋内部
高島屋内部。閉鎖中のデパ地下

 

日頃、ランチや夕飯を買い求めるお客様で溢れているデパ地下も休業をしています。
シンガポールではレストランなどの飲食店は全て閉店しているため、敷居の高い高級店もデリバリーやテイクアウトに参入しており自宅で楽しめます。

 

頑張っている日系飲食店

そんな中やはり気になるのがシンガポールに進出しているたくさんの日系飲食店。
ほんの一部ですがデリバリー状況を調べてみました。

日本食デリ

Japanese Soba Noodles 蔦 (写真左上)
バークシャー種の豚肉やイベリコ豚のチャーシューなど、素材のうま味を楽しめるラーメンが人気のミシュラン1つ星獲得店です。
このような有名店でも、基本的にはデリバリー範囲を決めずに宅配対応をしてくれます。
また、1人分の料金を払うと、もう1人分が無料となるサービス「1For1」にも対応し始めています。
ラーメンでデリバリー範囲を決めないと、遠距離の場合は「麺が伸びてしまうのでは?」と心配になりますが、筆者の友達が心配しながらも注文したところ、麺とつゆが別々になってパッケージされていたので、温め直すだけでおいしいラーメンを堪能できたとのことでした。
おそらく麺のゆで時間なども考慮されていると思われます。

シンガポールでは、このような新型コロナ流行前には行われなかった格安サービスを実施している店舗が増えています。

BEEF YAKINIKU DINING YAKINIKUQUEST、
Hokkaido Restaurant THE HITSUJI CLUB、
Ramen Bar Suzuki、
やきとり八咫烏(写真右上)
和牛がメインの焼き肉店「BEEF YAKINIKU DINING YAKINIKUQUEST」、北海道ジンギスカンを提供する「Hokkaido Restaurant THE HITSUJI CLUB」、豚骨ラーメンが人気の「Ramen Bar Suzuki」、新鮮な鶏肉を使用した焼鳥店「やきとり八咫烏」が4店合同でテイクアウト対応しています。
新型コロナ流行後はこれらの4店舗のように、地域で何店舗かが団結してテイクアウト対応しており、ドライブスルーにも対応して来店客の密を避けています。
お客様や従業員の安全を確保しながら集客に尽力し、コスト削減も努められる優れた方法です。

八天堂(写真左下)
スイーツ以外のメニュー(鰻のかば焼き、唐揚げなど)も用意していて、デリバリー対応してくれていました。
ごはんとスイーツを注文できるので、両方を楽しみたい筆者にとってはうれしい限りです。

Sushi JIRO(写真右下)
日本から旬な魚を取り寄せて提供している高級寿司店です。
高級店のデリバリーは鰻、トンカツ、巻きずしと、豪華メニューです(笑)。

この他、日本食専門のデリバリーサイトなど、さまざまな形でデリバリーサービスを利用できるので、我が家もこの機会に普段食べることのできない高級店や、今まではデリバリー範囲外だった人気店のおいしいものを、応援の意味も込めて頼んでいます。

 

下の写真は最近デリバリーしたものです。
新型コロナウイルス流行以前は、デリバリー範囲外の我が家では直接店舗に行かないと食べられない日系食ばかりです。
どれもこれもおいしく食べられ幸せでした。

デリバリーもの

左上:渡邊珈琲の絶品カルボナーラ、右上:八天堂の鰻のかば焼き、左下:八天堂のくりーむぱん、右下:TENJIN(天仁)のプレミアム天丼
この記事を書いた人(著者情報)

buri

シンガポール在住buriです。

主人の赴任で愛犬(チワワ)と3人でシンガポールへ。     早5年目に突入します。
来星後すぐに仕事をはじめることが出来たので、異国の地にきても様々な人脈や知識を得ることができたのが私の財産です。

日本では金融関係、雑誌編集、取材、通販の商品企画プロデュース、販売等々人生経験だけは豊富に積んできました。

そんな私が見て、聞いて、食べて、学んできた、大好きなシンガポールの今を、日本人ならではの目線でさまざまな方面から多角的にご紹介したいと思います。

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