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潜入ルポ!マレーシア最大級のハラルエキスポ「ハルフェスト」とは!?

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ハラルフェスタマレーシア

マレーシアに企業が進出する際にかなり重要な鍵となるのがハラル認証(※1)を取得しているか否かだ。
マレーシアは国民の約7割近くがモスリムであり、「豚肉を忌む」「飲酒禁止」だけではない。

そのためハラルは銀行、投資会社、衣料品など多岐にわたり、
モスリムにとって食べ物だけに限らず生活全般に及ぶ。
今回はマレーシア最大とも言われるハラルに関するエキスポへ取材を行った。

マレーシア最大級のハラル展示会

ハラルフェスタマレーシア

2017年8月23日(水)から27日(日)まで、クアラルンプールのMINES(マレーシア・インターナショナル・エキシビション・アンド コンベンション・センター)でハラルエキスポ「ハルフェスト・アセアン2017(ハラル・フィエスタ・アセアン)HALFEST ASEAN 2017(HALAL FIESTA ASEAN)」が開催された。

主催は政府機関のハラル・インダストリー・デヴェロップメント・コーポレーション(The Halal Industry Development Corporation=HDC)。
日本ではハラル産業開発公社と呼ばれており、「マレーシアをハラルハブ」にするために活動している

2011年の初開催から7回目を迎える今年は世界14ヶ国、大小併せて500以上の食品、サービスなどの企業が出展。
期間中の来場者は10万人(主催者発表)にも及ぶマレーシア最大級の展示会である。

商談をする企業やハラル商品やサービスなどを実際に購入したり試すために訪れた家族連れなどで賑わう会場にて生の声を聞くためにインタビューを行った。

ハルフェスト出展企業にインタビュー

ハラルフェスタマレーシア

マレーシア国内で飼育された牛肉を使ったプレミアムなハンバーグ、ソーセージなどを加工販売するChekoley
「従来の品質では満足できなくなった消費者に向けて、よりプレミアムな食べ物に対するニーズが国内で高まっています。そのためグルメ嗜好のニーズに応える製品を、と開発しました」とAizulさん(写真左)。

ハラルであるのはもちろん、味にも十分にこだわっているのがポイントなのだそう。
また「将来的にはマレーシア国外への輸出や展開も視野に入れている」とのこと。

ハラルフェスタマレーシア

ハラルフェスタマレーシア

健康志向が強くなってきているマレーシア。
そこに着目したサプリメント会社Minsyamは、中間所得層から富裕層むけにオリーブオイルやごまを使った高級サプリメントを製造販売している。

ブース前で試供品を配っていたMuhammadさん(写真左)は「ここ数年、マレーシアでは家族の健康を願う人が増えてきました。しかもナチュラルなものを好む傾向にあります。もちろん安くはありませんが、本当にいいものなので自信はあります」と話した。

ハラルフェスタマレーシア

グローバル企業のCoca-Cola Far East Limitedのブースでは、来場者向けにミネラルウォーターなどのソフトドリンクを販売。
広報のMohamedさん(写真左)はASEAN内におけるハラル対応についてこう話した。

「マレーシア、インドネシア、シンガポール、ブルネイ向けに製品を出荷する場合、全てハラル対応でなければいけません。クアラルンプール郊外のニライ(Nirai)にハラル専用の工業団地があり、そこには当社だけではなく多くの企業が集まっています。そこで生産されたものはハラル認証を取得しているため、国内をはじめ周辺国に流通させることができます」

ちなみにハラル専用の工業団地には他にもシリアルのケロッグ(Kellogg Company)、ステヴィアなど甘味料のピュア・サークル(Pure Circle)といった企業の製造拠点となる工場があるとのこと。

マレーシア人家族経営による完全ハラルの日本食レストラン

ハラルフェスタマレーシア

会場の2階部分はフードコートとなっており、マレーシア料理以外にも中東などイスラム圏の料理が並んでいる。

その中に、完全ハラルの日本食レストランがあった。
マレーシア国内では一部ハラル認証を取得した日本食チェーンなどもあるが、調味料や素材などの関係で難しい部分もある。

ハラルフェスタマレーシア

「うちはおそらくマレーシア初の”モスリム-ジャパニーズ”レストランだと思いますよ。」
そう話すのはNor Fazilahさん(写真)。
クアラルンプールの南にあるBandar Baru Bagiで日本食レストラン「KONICHIWA CAFE」を家族で経営している。
調理担当はNor Fazilahさんの実兄で、マレーシアの日本食レストランや一流ホテルなどで経験を積み店をオープンした。
気になるのはその味だが「日本食の味付けで大事な酒やみりんはもちろん使えません。そこで砂糖、はちみつ、ハラルビネガーなどに置き換えて風味を出すようにしました」とのこと。

ハラルフェスタマレーシア

現在店を訪れるのは90-95%がモスリムだという。
「日本食はここ数年前からトレンドになっているから、とてもやりがいがあるわ。家族でこれからも日本食を盛り上げていきたい」と語ってくれた。
「将来は日本にも出店するのが夢」なのだそうだ。

モスリムにとってのハルフェストとは

来場者で目立ったのが家族でハルフェストに訪れる人の多さ。
今年で3回目の来場だというMond Asriさん一家は奥さんと2人の子どもでクアラルンプール市内からやってきた。

「(まだお店などでは見かけなくて)ここでしか買えないものがあったり、今までに見たことのない新商品があったりと、毎回楽しんでいます」と、奥さん。

「ハルフェスト自体に来ることが(エンターテイメントとして)楽しめるよ。入場料も無料だし、にぎやかでお祭りみたいだからね」とMond Asriさん。
※残念だが写真はNGとのことで、コメントだけ対応していただいた。

他にも知り合いがブースを出店しているから、あるいはビジネス専門学校の教師が教え子のブース訪問などで来場しているケースもあった。

投資や貿易におけるハラル市場の拡大

ハラルフェスタマレーシア

ハラルフェスタマレーシア

主催者側のビジョンは「マレーシアをハラル産業のグローバルハブへ」。
また、その利益を国内のハラル産業に還元することを目標としている。

一見未知数のハラル産業であるが、実際に今回の出店ブースにはモスリムだけではなく、中華系企業の参加も見られた。
マレーシア国内の人口は増加傾向にあるため、ビジネスチャンスとしてはまだまだ参入の余地があるように感じられた。

ハラルフェスタマレーシア

※1 参照「ハラル・ジャパン協会について」より引用
http://www.halal.or.jp/about/

【参考URL】
HALFEST ASEAN
http://web.halfest.com.my/

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