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「PHO THIN TOKYO」TOP INTERVIEW

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すみけんさん アイキャッチ

ベトナムで出会ったフォーに夢中

ー ベトナム・ハノイで超がつくほどの人気のフォー専門店「PHO THIN(フォーティン)」。同店の2号店が2019年3月に池袋(東京都豊島区)にオープンしました。日本店「PHO THIN TOKYO(フォーティントーキョー)」のオーナー・墨社長にお話しを伺います。まずは、「フォーティントーキョー」を出店することになったきっかけについて教えてください。
初めてフォーティンを訪れたのは、もう5年程前のことですが、前職時代に出張でベトナムへ行った時です。それからは2~3ヶ月に1回のベトナム出張の際はフォーティンで食事をし、気付けば病みつきになっていました。
2016年に大学時代の仲間たちと一緒に「合同会社こっから」を立ち上げることになり、独立することにしました。そちらの事業が軌道に乗ってきたこともあり、さらなる新規事業をつくりたいと考えたときに、フォーティンの味を思い出したことが出店のきっかけです。

フォーティントーキョー1
現地同様、メニューは牛肉のフォーのみ

 

ー 合同会社と両立しながら、新規事業として飲食業界に参入するということですよね。会社の仲間の反応はいかがでしたか?
フォーティンのフォーを初めて食べた瞬間から、漠然と「この味は日本でも間違いなく受け入れられる!」という感覚はあったので、その想いを素直に伝えました。「屋号・レシピは提供してもらえるの?」という不安の声はありましたが、未経験の業界に入るという点での反対はまったくなかったですね。仲間の了承を得られたので、日本でフォーティンを出店しようと決めました。

こっから
墨氏(左)が共同代表を務める「合同会社こっから」の仲間たち

 

ー 取引先企業の方々からは厳しいお声もあったのだとか…。
「飲食は難しいよ」というアドバイスをいただくことは多々ありましたが、止められると逆に燃えてくる性格なのです。そういった常識を覆そう、とまったく気にも留めませんでした(笑)。

 

運命の3日間…現地オーナー・ティン氏を口説くため、ベトナムへ渡る

ー 日本でフォーティンを出店するにしても、ベトナムのオーナーの許可が必要ですよね。
そうなんです。なので、出店を決めてからすぐに、フォーティンのオーナーであるティンさんに会うために渡越。私はベトナム語を話せませんので、想いを伝えられるように「日本から来ました。フォーティンの味の大ファンです。この味を一緒に日本で広めたいです」といった内容の紙芝居を持参しました。わずか3日という短い滞在期間だったため、毎日フォーティンに通うこと3日目。帰国直前にやっとティンさんにお会いすることができました。

ー ついにお会いできたのですね!ティンさんの反応はいかがでしたか?
紙芝居を見せながら、通訳の方を介し「飲食店未経験の私がなぜ日本にフォーティンを出店したいのか」といった理由などを力説したところ、快諾してくださいました。その後は「君たちの成功を心より願っているよ」と言って、ご先祖様にも日本での出店を報告してくださったのです。後々伺った話ですと、世界中からオファーがあったにも関わらず全てお断りされていたようで、創業以来40年超の歴史の中で初の2号店の出店だったそうです。

現地フォーティントーキョー
スープ作りや麺をゆでるための大きな鍋が並ぶ、現地フォーティン

 

出店への準備が加速、初めての飲食店経営の道のりとは

ー 初めての飲食店経営とのことですが、戸惑い・驚きはございましたか?
飲食店舗物件の敷金・礼金の価格に驚きました(笑)!
飲食店舗の物件探しを行うこと自体が初めてだったため、家やマンションといった賃貸物件の初期費用のイメージとはまったく異なるのだ、と。初期費用をできるだけ抑えられるように、居抜き物件を選びました。

ー 出店に当たり、マーケティング戦略としてSNSを利用されたとか。
マーケティングの一環としてFacebookを開設しました。「オープンまでにフォロワーを1,000人にする!」という目標のもと、物件選定、食材選び、現地視察など、お店が完成するまでのプロセスをその都度発信し続けることで、当店に興味を持ってもらおうと思ったのです。
オープン前日に無事に1,000人を突破し、当日を迎えることができました。

ー 「ファンを増やす」という目的で、他にもさまざまなことを行われていますね。
Facebookを見て集まってくださった方と一緒に「内装のDIY」をしました。また、Amazonには、自分が必要としている物をリストで表示・公開できる「ほしい物リスト」があるので、そちらを利用して「オープン時にお花を贈りたい」と言ってくださった方々に、代わりに店内備品を提供していただいたのです。その方が、お店に愛着が湧きファンになってくださる、と考えました。

お客様とともに完成したフォーティントーキョー店内
お客様とともに完成させたフォーティントーキョーの店内

 

ー 食材選び、業者の選定も初めての作業だったかと思うのですが、いかがでしたか?
今までの私が行っていたビジネスはBtoBでしたので、初めてのBtoCでの交渉は苦戦することもありました。
しかし、ありがたいことに知人を介して農家の方などとつながることができ、現地の味を再現できる食材を入手することができました。食材選びの際にティンさんからいただいたアドバイスは大きいです。

 

オープン前より話題沸騰!いよいよフォーティントーキョーの歴史が幕を開く

ー オープン前よりSNSを大変賑わせていたフォーティントーキョー。開店しての反響はいかがですか?
初日には、おかげさまで100人以上の方に並んでいただきました。予想以上のお客様にご来店いただいたため、用意していた分が早々に完売してしまったのは申し訳なかったです。お客様が行列しているさまは、夢でも見ているかのような光景でした。
オープン前から多数の取材依頼を受け、日本のテレビや雑誌だけではなく、ベトナムのテレビでも取り上げていただきました。放映直後はベトナム人のお客様が7割にまで増加して、影響の大きさを感じましたね。

ー 出店初日には現地オーナーであるティンさんも駆けつけられたのだとか!
ティンさんには2回来日していただきました。
1回目は2018年4月で、先ほど少し触れましたが、食材探しに同行していただきました。
2回目の来日は、オープン10日前に最終的な味のチェックのためです。食材一つ一つの味・見た目・香り全てを念入りにチェックしてOKをいただき、無事にオープン日を迎えることができました。
そして3回目の来日が決定しました!本日と明日(2019年7月9日と10日)はお店に立っていただく予定ですので、皆さんぜひご来店お待ちしております。

ティンさん・すみけんさん抱き合う
オープン初日を乗り切った安堵と、これまでの苦労を懐古し抱き合うティンさんと墨社長

 

「フォーティントーキョー」への想い・夢とは

ー フォーティントーキョーへの想い・夢を聞かせてください。
「私が愛してやまないこの味をたくさんの方に食べていただく」という想いのもとにオープンしたお店です。ここからフォーの文化を発信し、今まで以上に身近なものへとしていきます。実は、本場ベトナムでは朝食としてフォーを食べるのが定番。もちろん昼と夜も食べるのですが、現地では早朝からフォーを提供する店にお客様が集まります。ベトナムと同じように「朝フォー」という言葉が日本でスタンダードになり、コンビニやスーパーマーケットのカップ麺コーナーでラーメン・うどんと同列にフォーが並ぶことが夢です。

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