ー  地元を愛されているのですね。他にも、地元愛につながることはされていますか？
地元の農家さんと提携して野菜を仕入れています。農家さんと直接お話をさせていただく機会があるので、季節によって異なる野菜の品質について教えていただき、それをヒントにおいしく食べられるメニューを考えることも。
また、地元のフェスティバルに出店し、これらの野菜を使ったスムージーを販売しています。

ー　今後出店を予定されている方へのアドバイスをお願いします！
「そこでしか食べることができない」という、価値あるメニューを提供することが重要だと考えます。さまざまな店舗で勉強したことを基礎として、「価値」を生み出すことに力を注いできました。
例えば、当店はそば屋の居抜き物件だったので、そばをゆでる際に使用する「そば釜」が残っていました。それをうまく利用する方法として思いついたのが、そば釜で20分間「吊るし焼き」にしたタイ風焼き鳥「ガイヤーン」です。通常はオーブンで焼いて調理するガイヤーンを蒸すことで、皮がよりふっくらし、均等に火が通っていてジューシーとお客様に好評です。この料理は「そこでしか食べることができない」と「お客様の印象に残る」をかなえたため、当店の名物料理になってくれました。

「Soi J」の今後の展開とは

ー　今後の出店予定を教えてください。
八王子に「スパイスの効いた料理の専門屋台」を出店できれば、と考えています。現在はエスニック料理の中でもタイ料理とベトナム料理をメインに提供しているので、中国の雲南省の屋台料理に挑戦しようと考えています。2店舗になると、私が毎日両店に出勤することは難しくなりますが、スパイスの効いた料理だと味がぶれにくいのではないか、という考えもあります。

ー　夢・展望を教えてください！
今後は、地元のフェスティバルへの出店、農家さんとの提携もさらに加速させていき、八王子に根付いたお店へと成長させていきたいです。

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