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【マレーシア】多民族国家ならではの様々な魅力を持つ国「マレーシア」

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シンガポールとならび「東南アジアの優等生」と称されるマレーシア。
2020年に先進国に入ることを目標としており、国民一人あたりのGDPが10,000ドルを超えるなど、ASEANの中でシンガポールの次に高い水準となっています。
『日本人が住みたい外国ランキング』では堂々の一位になっている事からも、魅力が徐々に浸透してきている事が伺えます。
優しく穏やかで見知らぬ他人でも親切にすることのできる国民性、マイペースな人々が多く、それぞれのペースで進むことが可能、そんなマレーシアの魅力について迫ってみたいと思います。

マレーシアの基本情報

国名:マレーシア
(「ムラユの国」の意。「ムラユ」とはサンスクリット語の「山脈のある土地」を意味する「マラヤドヴィパ」が語源。)
略号(ISO):MYS/MY
人口:約31,190,000人(2015年,マレーシア統計局)
面積:約330,000㎢(日本の約0.9倍)
首都:クアラルンプール
公用語:マレーシア語(マレー語)
(公用語の名称については、「マレー語」はインドネシア語などを含むことがあるため、政府が「マレーシア語」と呼ぶことを定めました。しかし、あくまで国語は「マレー語」であるとする学者が国内外に存在。)
宗教:イスラム教(連邦の宗教,約61%)、仏教、キリスト教、ヒンドゥー教、その他
特徴:「民族構成が極めて複雑」な国家の一つです。主にマレー系・華人系・インド系ですが、人口比の65%を占めるマレー系の中には、イバン族・カダザン族などの先住民や、ババ・ニョニャ・ユーラシアンなどの民族間での混血である少数民族が存在しています。
国家元首は国王ですが、世界的にも珍しい選挙で選ばれる国王です。
世襲が多い中、選挙で選ばれるのはかなり珍しい事と言えますが、実情としては13州あるうち、スルターンが存在する9州のスルターンから輪番で選ばれています。

マレーシアと日本の関係

1957年、マレーシアはイギリスから独立後、日本と国交を樹立。同年、首都のクアラルンプールに日本大使館を設置。
1982年には当時の首相マハティール・モハマドにより「ルックイースト政策」が提唱された。
これは、「日本と韓国の勤労理論と集団主義を学ぶことを目的とした政策」でした。
これにより、マレーシア国内で日本についての関心が高まる事となりました。
この政策は、過度の個人主義や西欧的な価値観より、集団の利益を優先する労働倫理にならう事を模索しようとしたものでした。
マレーシア人の日本に対する好感度は非常に高く、マレーシア人の75%が日本を「好き」「とても好き」と回答。
中国(71%)・アメリカ合衆国(51%)を上回っています。
(2014年3月 ピュー研究所調査)
マレーシアは日本人が住みたい(長期滞在)世界の国ランキング一位に選ばれるほど、日本人に人気の国となっています。
(ロングステイ財団調査)
人気の理由としては、日本とほとんど遜色ない生活が送れるにもかかわらず、生活するために必要な費用がおよそ日本の半分ですんでしまうところにあります。
また、治安が良いことも人気理由の一つとなっており、夜道を女性が一人で出歩くことができるほどです。

マレーシアの食文化

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多民族国家であるマレーシアでは、それぞれの民族料理を楽しむ事が出来ますが、多くの方々は多量の香辛料を使ったスパイシーな料理を思い浮かべる事と思います。
マレー系料理、インド系料理、中国系料理に大別されますが、民族料理が融合したニョニャ料理(マレー系料理と中国系料理)もマレーシアの代表的な食文化の一つです。
マレーシアにおいて日本食レストランは、マレーシア全土で約1000店舗あると言われています。
中華系の人々に関しては生魚を食す事や飲酒は特に問題ありませんが、国内の多数を占めるマレー系の人々はイスラム教徒であり、ハラル(イスラム教徒の教えで許されている)食品以外を食す事が出来ないため、日本食を広めるためにはイスラム教を理解し、ハラルに対応する事が必須になると言えるでしょう。

マレーシアの経済

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2020年に先進国入りする事を目標とし(ワワサン2020)、堅調に経済成長を続け、現在ではシンガポールとともに「東南アジアの優等生」と称されています。
イギリス植民地時代よりゴムのプランテーションや錫の採掘など、農作物や鉱物の生産が盛んでしたが、インフラ整備や重工業を中心とした工業化を進める事で経済成長を遂げています。
その一方、民族間での経済格差が発生してしまっている事が問題となっています。
2012年統計の民族別平均月収は、華人6,366リンギ、インド系5,233リンギ、マレー系4,457リンギとなっており、マレー系の人々の月収が他民族に比べて低くなっている事で、マレー系住民の不満から民族対立へ発展してしまうのではないかという懸念から、1971年より「ブミプトラ政策」が実施されていますが、全てのマレー系住民が恩恵を享受する事が出来ず、マレー系コミュニケーションにおける経済格差の規模は東南アジア最大となっています。

マレーシアの今後の展開

「東南アジアの優等生」と呼ばれるほどの経済成長を遂げたマレーシアですが、それに比例して近隣諸国の中国やタイに比べ人件費が高く、日本企業はマレーシアへの企業進出を行いづらい状況が続いていました。
しかし近年では、経済成長により人件費が高騰してしまった中国、政情不安が懸念されるタイ、と再びマレーシアに注目が集まりつつあります。
2012年時点では、製造業と非製造業が概ね同じ割合でしたが、経済成長に伴い非製造業の割合が増加しています。
2020年に先進国入りを目標としているマレーシアでは今が経済成長著しい時期にあると思います。
2020年には日本でも東京オリンピックが開催され、近隣諸国もその恩恵を少なからず受けると考えられています。
経済成長著しい今、マレーシアでの事業成功の可能性が高い時期であると考えられます。
是非この機会にマレーシアへの進出をご検討されてみてはいかがでしょうか。

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