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【ミャンマー】国内旅行は長距離バスで。ミャンマーのハイウェイサービスエリア最新情報

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サービスエリアも増殖

冒頭で言及したヤンゴン―マンダレーハイウェイは2010年開通、全長587kmの高速道路で、道路沿いに町といえる集落はほとんどなく、途中何ヶ所か唐突にサービスエリアが現れる。

もっともよく利用されているサービスエリアのひとつが、首都ネーピードの手前にある「115マイル」だ。
その名の通りヤンゴンから115マイル、約3時間北進した地点に位置する。

深夜も多くのバスがやってくる115マイルサービスエリア
深夜も多くのバスがやってくる115マイルサービスエリア

広い駐車場に向かい合ってホテルが1軒と、数軒の大型レストランが並び、各レストランは店の奥に個室がずらりと並ぶトイレを備えている。
このハイウェイを利用する長距離バスのうち、115マイルサービスエリアを利用する会社は多く、ほとんどの場合ここで30分の休憩時間をとる。

バス会社は基本的に各レストランと契約をしており、その店の近くにバスを停めて乗務員は無料で食事をとれる。
利用客は強制ではないが、バスを降りて一番近いレストランでトイレをすませ、食事やお茶を飲んで出発を待つ人が多いので、それなりに店にメリットが発生する。
トイレ時間を除けば食事にあてられる時間は20分ほど。
どの店も多くの従業員が素早く注文をさばき、料理をすぐに運べるシステムを築きあげている。

サービスエリアの飲食店は、どんなに混雑していても20分以内に注文から支払いまでを終わらせる必要がある
サービスエリアの飲食店は、どんなに混雑していても20分以内に注文から支払いまでを終わらせる必要がある

こうしたサービスエリアに入居する飲食店はほとんどがローカル店で、中間層以上をターゲットにしたケンタッキーフライドチキンのような店ができたのは初めてのケースだ。
同店に併設しているフードコートもミャンマーのサービスエリアとしては初。
ダイニングもトイレもかなりハイレベルだ。

バス用駐車場は狭く、当面はバス会社の組織的利用はないだろう。
しかし、自家用車で移動する富裕層を中心に利用が広まれば、政府が主導しているだけあり、同種の飲食店がハイウェイ沿いに急速に増加する展開もありえそうだ。

個人的提言

最後に個人的希望を述べさせてもらいたい。

サービスエリアの飲食店横に設けられた土産物販売コーナー
サービスエリアの飲食店横に設けられた土産物販売コーナー

こうしたサービスエリアのレストランは土産物店も併設しており、各地の土産物を揃えている。
ここにぜひ進出してほしいのはマッサージ店だ。
長距離バスの休憩が30分であることを考えれば、15分ほどのミニフットマッサージがフィットすると思うのだが、いかがだろうか。

この記事を書いた人(著者情報)

maki_itasaka

日本でのライター業を経て、上海(中国)およびハノイ(ベトナム)にて計8年にわたり、現地日本語情報誌の編集に従事。同時に、日本で出版される雑誌や書籍、ガイドブック、ウェブにも寄稿するかたわら、取材コーディネートや企業リサーチにも携わってきた。ヤンゴン在住4年目。

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