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【シンガポール】先進国の流行発信都市への注視も必須

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いつもは東南アジアの飲食ビジネスレポートを書いていますが、先日訪れたロンドンで改めて思うところがあったため、今回はそのことについて書かせていただきます。

ロンドンの「ストリートフードセンター」は世界の食の展示会のよう

8月上旬にロンドンを訪れ、「Mercato Metropolitano」という新しいコンセプトのフードセンターへ行きました。

「ストリートフード」とは、屋台で買える料理を指す言葉ですが、「Mercato Metropolitano」はこのストリートフードを販売する小規模の飲食店がぎっしり並んだ、屋台の集合体のようなところです。

最近のロンドンの新しいビジネスは「社会に貢献する」というコンセプトを打ち出しているところが多いですが、Mercato Metropolitanoも「雇用を創出する。人々のつながりを強める。サステナブルな社会を構築する。」という目的を掲げた会社です。
様々な試みがある中、フードセンターはその一環として、借りやすい家賃で飲食店経営をしたい事業主を後押しする、というコンセプトで経営されているようです。

筆者が訪れた日曜日の午後は来場者で混み合い、大盛況。
人気の場所となっているようでした!

会場には広い屋外席も設置され、たくさんの来場客でにぎわっていました。

さっそく筆者も張り切って会場を一巡りし、食べ物とクラフトビールを買い集めました(笑)

作品を見に来たはずが、ちょっとした宴会のように。

手前右側はレバノンの串焼きチキン、その左側はスイスとフランスの国境エリアが発祥のラクレットチーズをポテトにかけた料理で、その上はコロンビアのエビのセビーチェです。

揚げたバナナとコーンが添えられたコロンビアのセビーチェ。
揚げたバナナとコーンが添えられたコロンビアのセビーチェ。
ご存知ない方のために、ゼビーチェは、主に生の魚介類にレモンやライムを搾り、コリアンダーなどで味や香りをつけた料理で、ペルーの料理として知られています。
コロンビアセビーチェのお店のお兄さんによると、ペルーだけでなく南米で広く食べられているんだよ!とのことでした。
「イギリスの食事はまずい」というのは、はるか昔の話。

金融業が盛んになり、また、労働党政権時代に移民を積極的に受け入れてきた事情もあり、世界中から人や富が集まり、今や食文化も成熟しているのです。

Mercato Metropolitanoには、筆者が食べた料理の他にも、イタリアン、メキシカン、タイ料理、ラーメンなどがあり、国際色豊かでした。

また、小規模飲食店のものとは思えないほどどれも美味しく、経営者がしのぎを削っていることが感じられました。

前掲の写真のラクレットは、ロンドン在住の友人が「今ロンドンでラクレット流行ってるんだよ」と言いながら買ってきたもの。

筆者は前々回「ナイトマーケット、ポップアップストア…需要を抑え波にのるシンガポール企業」と、その前の「ラマダンバザールに食のトレンド傾向が垣間見られる?」で、シンガポールの屋台のトレンドについて書きましたが、両回ともラクレットが登場しているので、驚きました。

この記事を書いた人(著者情報)

パーソン珠美

海外生活10年目、5ヵ国の在住経験があり、現在はシンガポール生活満喫中。さらに40カ国におよぶ旅行体験、元外資系企業勤務経験、そして欧州人夫との国際結婚からのマルチカルチャー経験を生かし通訳をやらせてもらっています。英語力を武器にして、ネット、知り合ったローカルや各国人から聞いた口コミ、ニュースサイト等を駆使し日本人にとって当たり前でない現地情報を元に、楽しく海外生活・旅行を満喫しています!

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