ここ数年、世界的に急成長している宿泊施設の業態が「ポシュテル」。
ポシュテルとは、ドミトリー(相部屋)が中心の「ホステル」と、「上品な」「上流の」という意味の「ポッシュ」を掛け合わせた言葉です。
とはいえ、さまざまなメディアで取り上げられている記事を見ると、ポシュテルの定義ははっきり決まっている訳ではないよう。
必ずしも高級感のあるものだけを指すものではなく、簡素であってもおしゃれなものや、今風な雰囲気のものなども含まれていたりします。
タイなどでは「ポシュテル」という名称はすっかり浸透していて、普通のゲストハウスでは?というところでも名前に「Poshtel」と付いているところも少なくありません。
シンガポールは「ポシュテル」という呼び方はあまり浸透しておらず、「ブティックホステル」などと言われたりもしますが、今風のゲストハウスは数多く存在します。
物価が格別に高く、宿泊費用に悩まされる渡航者が多い国ですので、安い宿泊施設が進化するのはごく自然なことと言えるでしょう。
かつてのホステルやゲストハウスといえば、広い部屋に二段ベッドがいくつも向かい合わせに並んでいたものです。
しかし、最近のアジア各国共通のトレンドとして、ベッドとベッドの間に仕切りのあるカプセル式や、二段ベッドにぐるっと囲むカーテンを付けているところが増えています。
ホステルやゲストハウスは共有のラウンジやキッチンがあるところが多いです。
ポシュテルとなれば、個人のスペースは小さくても共有スペースがスタイリッシュですし、下手に部屋の狭いホテルに泊まるよりも快適な場合が多々あります。
では、シンガポールにはどんなポシュテルがあるか、見てみましょう。
金融街にほど近いところにある「Tribe Theory」は、ポシュテルの中でも特別なコンセプトを持っています。
ここはシンガポールでビジネスを始めたい人向けのポシュテル。
古いショップハウスを改装した建物の中にはドミトリーが2部屋、個室が1部屋。
そして、コワーキングスペース兼イベントスペースと、1階には小さいながらバースペースを備え、宿泊者は施設内で仕事をしたり、他の宿泊者と交流をすることができます。
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