コンソメに近い味をしたマサコは何にでも使いやすく、インドネシアの主婦には大助かりなアイテム。
インドネシアの定番料理ナシゴレンやミーゴレンはもちろん、家庭用スープの隠し味などいたる場面でマサコは活用されています。
マサコがここまで幅広い場面で使われるようになったのは、日本人独特の「うまみ」が現地のインドネシア人にフィットしたからだと言えるでしょう。
今までインドネシアを含む日本以外の国では、日本人独特の「うまみ」という感覚は理解されてきませんでした。
しかしインドネシアでマサコの普及に成功したことで、日本人独特の感性である「うまみ」がインドネシアに知れ渡ることとなったのです。
マサコを構成する成分のうち78%がグルタミン酸、12%がsodium、そして残りが水であるということが味の素のホームページに明記されています。
マサコのうまみを際立たせている成分は、このたっぷりと配合されたグルタミン酸にあると言っても過言ではありません。
インドネシア人が料理をしている場面を見ると、このうまみ成分がインドネシア人にとって非常にウケが良いのがわかります。
日本ではありえないくらい、ドバドバと大量のマサコを料理に入れている現場を見られるでしょう。
「マサコ」の他にも、味の素は日本人女性の名前をもとにした商品を複数販売しています。
たとえばオイスターソースの「サオリ」やマヨネーズの「マユミ」もインドネシアで人気です。
小瓶に入ったものからパウチ状のものまで、サイズは様々。
味の素はこういった粉末状の調味料を3グラムごとに小分けして販売しているため、家庭用や業務用など用途に合わせて必要な分だけ購入できる便利さがあります。
インドネシアへお越しの際は、ぜひこのユニークな商品を1つ購入してみてはいかがでしょうか?
「マサコ」や「サオリ」、「アユミ」といった日本人女性の名前の商品をインドネシアで販売したことにより、味の素がインドネシア人にとって日本の存在はより身近に感じられるようになりました。
これら商品がインドネシアでのシェア拡大に成功した理由としては、ハラル認証を取得したことが挙げられるでしょう。
インドネシアはイスラム教徒が多い、世界有数のイスラム大国です。
このようなお国柄に合わせハラル認証を取得したことは、インドネシア人にとってマサコは安全・安心の信頼度の高い商品だと証明していることになります。
今やインドネシアに無数にある飲食店では、これらのマサコは欠かせない必需品。
インドネシアだけでなく、東南アジア各国でシェアを広げる味の素のこれからの活躍には目を離せません。
メインメニュー
教えてASEANコラム
お問い合わせ
人気記事ランキング
新着記事
国別で記事を探す
おすすめキーワードで記事を探す
ライター紹介