日本でもすっかり定着しつつあるハロウィンのお祭り。
もともとは秋の収穫祭であり、作物の収穫を祝い、悪い霊を祓う宗教的な意味合いのあるものでしたが、アメリカ合衆国において今の民間イベントとして広まったハロウィン。
バンコクでもクラブが集まるナイトスポットではコスプレやホラーメーキャップをした人々で盛り上がり、特にバックパッカーストリートのカオサンは例年多くの人で賑わいますが、バンコクの中心部であるスクンビットエリアではどのようなハロウィンを迎えたのでしょうか。
ある種スクンビットの雰囲気でバンコクの人々のハロウィンに対する意識が少しわかるかもしれません。
日本の都心部では、近年マナーを守らない人によるトラブルが多く発生し、敬遠されている面のあるハロウィンですが、バンコクのビジネスと商業の中心であるアソークを中心としたスクンビットエリアでは、コスプレの若者達が街にあふれるといった状況はなく、時々見かけられたのは、大人から子供まで、ハロウィンテイストをあしらった服装やアクセサリーを身に着け、それぞれのハロウィンを楽しんでいるといった感じの人々でした。
BTSのプロンポン駅にはハロウィンの大きなオブジェがディスプレイされ、自撮りや写真の撮りあいを楽しむ撮影スポットとなっていました。
また、タイらしさが出ていたのは、露店でのハロウィングッズ販売や、繁華街での歩き売りなどをする人も見かけられ、マッサージ店でも、さすがにゾンビメイクはありませんが、マッサージ師が光るサタンの角をつけたりする店もありました。
ハロウィンパーティーや期間限定のプロモーションを行うのは、おおむねお酒を出すレストランやバーなどが多く、One buy get Oneなどの期間限定サービスを提供しています。
日系の飲食店でも、ハロウィンの特別サービスなどを設定しているのは、お酒主体のお店のようです。
ただ、スクンビットでも欧米人の居住者や観光客が多く訪れるソイ11では、レストランやバーの飾り付けやスタッフのメイクも凝ったものが多く、いつも以上に客席が埋まっていたようです。
ハロウィン当日のスクンビットでは、かわいいハロウィンの衣装を着た子どもたちをよく見かけ、また大人同士も、ファミリーパーティーのような楽しげでスマートなコーディネートで通りを歩いていました。
このあたりはイベントとして純粋にハロウィンを楽しんでいることが感じられ、また、プロンポンにある日本村のK-VILLAGEでは、子どもと一緒に楽しめるコスプレコンテストや撮影会など家族向けのハロウィンイベントなども開催されたようです。
バンコクの中心部であるスクンビットエリアの2018年のハロウィンは、ソンクランのような熱狂的なお祭りではなく、どちらかというと家族や友達同士で和やかに楽しむイベントという印象でした。
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