タイで毎年、おおむね11月に開催されるお祭り「ロイクラトン」。
花などを装飾した灯籠を川に流すお祭りで、きれいな灯籠の炎が揺れる水辺の景色はとても幻想的。
2018年今年の日本人居住区であるプロンポンのロイクラトンの様子をご紹介します。
ロイクラトーン、ローイクラトンなどとも呼ばれるこの行事は、毎年陰暦12月の満月の夜、農民に恩恵を与えてくれる水の精霊に、クラトン(灯籠)を流すことで感謝を捧げ、罪や汚れを水に流し、魂を浄めるお祭りです。
日本の死者の魂を弔う灯籠流しとは違って、タイでは精霊への感謝ということで灯籠を流すんですね。
灯籠はバナナの葉で作ったものを川に流したのがはじまりで、現在では、ベースはバナナの葉を使用しつつも、様々な装飾をしたものが露店などで売られています。
ロイクラトンで最も有名なのは、ロイクラトンの発祥の地であるスコータイです。
会場となる歴史公園では、ショーイベントやミスコンテストが行われ盛り上がります。
また、チェンマイはコムローイという熱気球の原理を使った灯籠を空に上げることで有名です。
バンコクでは、チャオプラヤー川をはじめ、ベンジャシリ公園やベンジャキティ公園などスクンビットエリアでの会場もあります。
バンコクでも最大の日本人居住区のひとつであるプロンポンにあるベンチャシリ公園周辺は、早い時間から灯籠の露店が多く出店し、祭りを盛り上げていました。
このような現代的なフィギュアの灯籠も売っていました。
ロイクラトンは家族連れやカップル、友達同士などみんなで楽しめるお祭りです。
ベンチャシリ公園では、地元タイ人の人々はもちろん、日本人駐在員の家族や、日本人以外にも、欧米企業の駐在員の家族らしき子供連れなども多く見られ、コンドミニアムやアパートの集中している場所柄のせいか多国籍なお祭り会場となりました。
すっかり日も落ちた公園内は、すでにかなりの来園者で賑わっており、公園中央の人工池にはたくさんの灯籠が見えます。
タイの伝統衣装を着た子どもたちが親と一緒に灯籠を水に浮かべます。
水面の美しい灯籠の炎と、そのバックには大都会のビルの照明が見えるファンタジックな景色を見ることができました。
美しい灯籠の灯を眺めながら、家族や友達、カップルなどで過ごせるロイクラトンは、雨季も終わり過ごしやすい季節に入ったタイの情緒豊かなお祭りです。
この時期バンコクを訪れた際は是非一度見ておきたいですね。
住所:Sukumvit 22-24 Sukumvit Rd., Klongtan Klongtoei Bangkok 10110
BTSプロンポン駅6番出口よりスカイウォークを降りてすぐ
電話:02-262-0810
入園料無料
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