チェンドルは亜種が東南アジア一帯で見かけられる、安定して人気のある昔ながらのかき氷の一種。
大体がパンダンを加えた緑色の米粉のゼリーと、ココナッツミルク、パームシュガーのシロップをかけるのが基本となっています。
シンガポールとマレーシアのチェンドルは、基本の具に加え甘く煮た小豆が載せてあります。
タイでは「ロートチョン」と呼ばれ、メロンが入っていることが多いよう。
ミャンマーでは「シュエインエー」と呼ばれ、ゼリーには米粉ではなくタピオカを使用し、他に炊いた糯米などの具も入れ、さらにスライスしたパンが添えられます。
インドネシアはたくさんの島からなる広い国なので、ここには書ききれないほどバリエーションが多い模様。
他に、ベトナムでは、好きな具を選んで乗せて食べるかき氷「チェー」の組み合わせの一種として食べられているようです。
日本の飲食店でこれらをアレンジする場合、パンダン風味の米粉のゼリーを抹茶味にしたり、パームシュガーのシロップを沖縄の黒糖や和三盆で作ったものにするなどで和風にできそうですね。
以上、東南アジアの広いエリアで食べられていて、日本人が取り入れるのに汎用性があるものを挙げてみました。
エリアを絞ればより面白い食べものが見つかると思います。
昨今、東南アジアで日本食や日本の食品が多く出回るようになり、消費者の興味を引くためには様々な戦略を練らなければならないと思います。
ローカルの間で愛されているものを取り入れる、というアイデアはいかがでしょうか。
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