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【シンガポール】飲食店におけるオーダー・オートメーション

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実際使われているのか?

さて、導入したところでその効果はどうでしょうか。
実際に使われているのか気になるところ。

公式な発表があるわけではないので、利用率やコストカットの効果は定かではないが、日常的に店舗を見かける限り、「まだまだ窓口の方が並んでいる」というのが感想。

窓口に並ばざるを得ないパターンとしては

・デジタル端末の利用が難しい(高齢者など)
・オーダーをするのが手間だと感じる
・現金で支払う必要がある

といったところで、デジタルネイティブ世代にはもっと使われてもいいのでは?という感想もありつつ、日本のJR東日本グループが駅コンビニ「NEW DAYS」で仕掛けているセルフレジ導入が思いのほか進んでいないように、まだまだ「対面でオーダーする」人が多いということの現れであるのかもしれない。

(とはいえ、仮に1/3の客がデジタル端末でオーダーをすれば、規模が大きい店舗であるほど効果は大きいだろう。)

まだまだデジタル端末でオーダーする方が少ない。IMG_7100

なお、「バーガーキング」でも同様に端末が導入されていた。
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レストランなどでの普及

ファーストフード以外の店舗でもデジタル端末は活用されている。
日本でも回転寿司チェーンなどでは、オーダー用のタッチパネルが席ごとに設けられており、全品300円などの格安居酒屋では各席にタブレット端末が用いられている様子をよく見かける。

思いのほか、レストランではデジタル端末の普及が多いわけではなく、日系の店舗でちらほら見かける程度かもしれない。

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大阪発の串カツ居酒屋「串カツ田中」ではオーダーにタブレットが用いられている。

他にも和食レストラン「YAYOI」(やよい軒)でも、机にタブレットが備え付けられるなど、いくつか見かける店舗があった。

「決済」の簡便さが重要?

今後のオーダー・オートメーションについて考えると、デジタルオーダー・決済の端末を設置することは、技術的に何のハードルもないと言えるので、最終的な決め手は「決済手段」ではないだろうか。

また別の記事で触れたいと思うが、シンガポールでは現金以外での決済手段が日常的に浸透している。
そのため、先行して導入が進んでいるのではないだろうか。

反対に、レストランでは導入実績もそう多くない…というようにも捉えることができる。
(ちなみに「串カツ田中」では、店員を呼び止めている人もまだまだ多く、タブレット導入の効果は疑問符が残る。)

まだまだ窓口とのダブルスタンダードが必要そうだが、今後もさらなる進化を期待したい。

この記事を書いた人(著者情報)

noah/ノア

1985年生まれ、神奈川県鎌倉市出身。
大学新卒でSIerに就職するも、時間とLOHAS的な生活を求めて市役所に転職。経営企画・政策研究に従事したのち、一転、生活保護ケースワーカーに。
プライベートでは、学生時代にふと目にしたゴスペルに心惹かれ、日本ではマスコーラスグループ”Be Choir”や、自身のバンド活動を展開。
2018年末、妻の転勤にあわせ、市役所では初の配偶者同行休業制度を活用し、シンガポールへ。

”駐妻”ならぬ”駐夫”からの視点でシンガポール情報をお届けします!

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