【アルバイト】
日本では、アルバイトやパートタイムで働く方が大勢います。
日本学生支援機構の「平成28年度学生生活調査」によると、アルバイトをしている学生は83.6%になるとのこと。
ほとんどの学生がアルバイトを経験しているということですね。
また、家庭の事情などから短時間勤務のパートで働きたいという方も多いです。
そのような働き方の場合でも最低限の生活水準を保てることを目標に、日本では最低賃金が定められています。
さて、シンガポールではどうでしょうか?
実は、シンガポールでは最低賃金が定められていません。
というのも、パートタイムで働いている方が10.6%(国籍保有者および永住者、週35時間未満、2017年6月時点)と極端に少ないためです(出典:独立行政法人労働政策研究・研究機構)。
しかし、日系企業ではアルバイトを雇用しているところもあります。
飲食店では、時給約800円(10SGD)以上がほとんどで、中には1,120円(14SGD)というところもあるようです。
日本(東京)の最低賃金が1,013円(出典:厚生労働省東京労働局)なので、やや時給は低そうですね。
正社員ではシンガポールの方が安く、アルバイトは比較できませんでした。
しかし、日系飲食店の時給はシンガポールの方が安かったため、人件費を抑えることができそうです。
また、シンガポールは共働きの家庭が多いため、テイクアウトや外食文化が根付いています。
日本貿易振興機構(JETRO)の調査レポート「シンガポールスタイル」(2019年1月)によると、週に2〜3回外食する人が43.7%で、フードデリバリーやテイクアウトを週に2〜3 回は利用する人が39%と、最も多いです。
さらに、「ローカルフード以外にどんな料理を外で食べますか?」という質問に対しては、日本食が78.7%とダントツ1位でした。
日本食が絶大な人気を誇るシンガポール。
日系飲食店が進出する余地は、まだまだありそうです。
実質GDP成長率は2018年時点で3.1%(出展:外務省シンガポール共和国基礎データ)と経済成長も見込めますので、出店する際はぜひ参考にしてください。
※1シンガポールドル=79.88円
※価格は当社調べ
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