今回は、そんなフィリピンのキャッシュレス決済事情にマッチしているアプリ「GCash(ジーキャッシュ)」、「Paymaya(ペイマヤ)」、「PayPal(ペイパル)」の3種類をご紹介いたします。
◆GCash
GCashは、フィリピン大手の通信会社「Globe Telecom」が提供するキャッシュレス決済アプリです。
対応するコンビニやショップが増えてきたことにより、利用者が急増しています。
また、Globe Telecomの子会社GXIと日本のSBペイメントが提携していて、フィリピン向けの送金サービスとして「Gcash REMIT」を提供しています。
日本からフィリピンへの送金を、日本語で利用できるのはうれしいサービスですね。
海外送金手数料が業界最低水準の440円というのも、利用者にとって魅力です。
◆Paymaya
Paymayaとは、フィリピン大手の通信会社「Smart」が提供しているキャッシュレス決済アプリです。
特徴としては、国内送金をする際、他社のキャッシュレス決済アプリへの手数料が無料ということです。
また、SmartのプリペイドSIMから登録が可能ですので、観光で訪れた外国人でも利用できます!
プリペイドSIMは、Amazonなどの日本のオンラインショップサイトからも購入可能です。
◆PayPal
PayPalとは、アメリカの大手電子決済サービス会社が提供しているオンライン決済サービスです。
VISA、MasterCard、American Expressなどに対応しており、2019年12月時点で、日本を含む200以上の国と地域でサービスを提供しています。
100以上の通貨、1800万以上の店舗で利用できます。
最大の特徴は、クレジットカード情報をお店側に伝えずに利用できることです。
ネットショッピングの場合、クレジットカードで支払うとお店側にセキュリティーコードを教えるのが一般的ですが、事前にPayPalにクレジットカード情報を登録をしておけば何も伝える必要はありません。
セキュリティコードが露呈すると悪用される可能性があるため、情報の漏れを防げます。
今回は、フィリピンで利用者数が多いキャッシュレス決済アプリ3選をご紹介いたしました。
これらのアプリでは、フィリピンのコンシューマーに取っては欠かせない海外送金サービスが提供されています。
キャッシュレス決済の動向から、その国の金融事情を読み解けますね!
現在のところ日本同様、現金が主流というフィリピン。
来年の2020年には、電子決済額30%という目標を達成するのかも注目です!
※1アメリカドル=約108円で計算
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