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【2021年版】【HIGH vs LOW】ベトナムと日本を比べてみた~水道光熱費編~

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■ガス代
焼いたり、煮たり、炒めたり、調理するときに必要になるのがガスです。
飲食店では、経費がかさむ要因の1つではないでしょうか。

日本では地下にガス管が配されていますが、ベトナムではガス管網が整備されていないため、ガスを入れたシリンダーと言われるタンクのようなもので各店や各家庭に供給されます。

それでは、1㎥当たりの業務用ガス料金をチェックしましょう。

ガス

東 京:86.95円
ハノイ:約230円(5万1,066ドン)

※ベトナムはシリンダーでの提供なため、公表されているのは1㎏当たり(2万5,533ドン/kg)の価格。日本と比較するため1kg=0.502㎥(日本LPガス協会の換算表参照)で換算
※出典:JETRO「2018年度 アジア・オセアニア投資関連コスト比較調査」

ベトナムの方が約2.5倍です。
日本よりも高いとは驚きですね。
電気代でもお伝えしましたが、日本では月額基本料金1,296円が発生しますが、ベトナムではありません。
しかし、5㎥相当(約2.5kg)使うと日本の月額基本料金に達してしまうため、ガスの使用量が多い飲食店ではベトナムの方が高くなる可能性もありそうです。

 

■水道代
料理はもちろん食器の洗浄など、何かと必要な水。
日本は、水道水の飲料が可能なため料理にも使用されますが、世界的に見ると水道水を飲める国は少ないです。

今回、比較しているベトナムでは水道水を飲めるのでしょうか?
価格の比較と合わせて、確認していきます。
なお、ベトナムは下水道の普及率が低いため、上水道の1㎥当たりの業務用水道料金を比較します。

water

東 京:128円
ハノイ:約99.3円(2万2,068ドン)

※出典:日本は東京都水道局。ベトナムは「2018年度 アジア・オセアニア投資関連コスト比較調査」

ベトナムの方が約30円安いという結果に。
価格差があまりないと気になるのが月額基本料金です。
日本の月額基本料金は384~2万9,760円と、かなり幅があります。
というのも、通常日本では道路の下などに水道管が埋め込まれており、そこから分岐して店舗の水道メーターに給水管を引くことになります。
この給水管の内径によって1度に流せる水量が変わるため、料金設定が異なるのです。
上記の月額基本料金は、飲食店が一般的に使用する量(11~20㎥)の価格帯です。
一方、ベトナムには月額基本料金がありません。

なお、ベトナムの水道水は飲料できないそうです。
暑い国なので水分補給は重要ですが、必ずミネラルウォーターを飲むようにしましょう。

 

ガス代以外はベトナムの方が安いという結果に。
ベトナムの方が安い電気・水道代に関しても価格差が小さいため、日本の水道光熱費はお得と言えそうです。
とは言え、月額基本料金がないため、賢く利用すればベトナムの方が水道光熱費のコストは抑えられそうです。

ちなみに、ベトナム政府はコロナ対策支援として電気代の減額や支払いの延期などを行いました。生活にとって欠かせない電気代を削減して生活を守るのは、理にかなっているかもしれません。

また、ベトナム統計総局は、2020年の実質GDP成長率(推計値)を前年同期比2.9%と発表しました。コロナ禍でもプラス成長を維持しています。ベトナムの経済成長率を鑑みると、飲食店の出店はまだまだ検討する余地がありそうです。

ベトナムに飲食店を出店する際に、ご参照ください。

※1ベトナムドン=約0.0045円で計算

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