※本記事は2020年4月22日時点の情報です。
大好評のHIGH vs LOW!
今回はタイとベトナムに引き続き、海外出店や移住、駐在など、海外に拠点を移す際に必ずチェックする情報の1つ、賃料について比較します。
ベトナム編はこちら→【HIGH vs LOW】ベトナムと日本を比べてみた~賃料編~
タイ編はこちら→【HIGH vs LOW】タイと日本を比べてみた~賃料編~
今回の舞台はシンガポールです。
国土が狭く、地価が高いことで世界的にも有名な日本とシンガポール。
果たして賃料は、どの程度異なるのか。
国が異なれば不動産の状況も違うので、なかなか条件をそろえるのは難しいです。
今回も、賃料をそろえて、物件にどのような違いが出るのかを確認していきます。
■住居
世界最大級の組織・人事コンサルティング会社、マーサーが公表した「2019年世界生計費調査(Cost of Living Survey)-都市ランキング」によると、東京は2位、シンガポールは3位にランクインしています。
生活コストの中には、当然、住居の賃料も含まれる可能性が高いです。
定期的に支払いが発生する固定費の中でも、大きなウエートを占める家賃だけに、信頼できる不動産会社を利用したいですね。
英語力に自信があるという方は、現地の不動産会社を利用すると、手数料などの費用を抑えることができるためお得です。
言語が心配な方は、現地には日系の不動産会社もありますので、そちらの利用をおすすめします。
今回は家賃が約25万円だと、どのような違いがあるのか比較します。
※管理費・共益費:日本の相場は家賃の5~10%程度、シンガポールでは家賃に含まれていることが多い
表で紹介したシンガポールの物件は、日本の分譲マンションに当たるコンドミニアム。
物件により家具や家電付き、テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコンなどの主要家電のみ備え付けられている場合、日本のように部屋のみの3パターンがあります。
シンガポールの物件があるオーチャードは、ホテルから日系デパート、飲食店まで、さまざまなショッピングスポットが軒を連ねる繁華街「オーチャードロード」があり、日本で言うと新宿のような場所です。
ほぼ同じ賃料で、似たような場所にもかかわらず、シンガポールでは日本よりも10㎡以上広い物件を借りることができます。
しかも、日本では契約時に敷金・礼金が各1ヶ月分(物件により敷金・礼金不要の場合も)、仲介手数料が約1ヶ月、火災保険料や保証料、カギを変更するならカギ代などの支払いも発生しますが、シンガポールは敷金2ヶ月分と前家賃(初月の家賃を前もって支払う)、仲介手数料だけで、礼金は必要ありません。
シンガポールの仲介手数料は、法律では定められていないものの2年契約の場合約1ヶ月分の賃料を支払うことが一般的です。
入居時の初期費用は礼金や保険料などがない分、シンガポールの方が費用を抑えられそうです。
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