世界中で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行により経済が大きな打撃を受けたことで、安定した収入を求め、日本を始めとするグローバル各国で株式や投資信託などへの投資が活発化している状況です。
そこで今回は、資産運用に関心を高めている海外勤務者におすすめの3つの資産運用法をご紹介します。
高成長が期待されるASEAN諸国で勤務している方は、居住する各国で高金利が付与される定期預金サービスを利用できます。
定期預金のため、金利の大幅引き下げなどがなければ、満期まで比較的計画性を持った資産運用が可能と言えます。
また、日本で外貨預金するよりも為替両替手数料を大きく抑えられ、より効率的な資産形成を実践できるでしょう。
日本国内においては、例えばメガバンクの一角であるみずほ銀行の2年物定期預金金利は0.002%であるのに対し(*1、6月26日時点)、ベトナム最大手のベトコンバンク(Vietcom Bank)では同期間の定期預金金利は6.6%が付与されます(*2、6月26日時点)。
ちなみに、ベトナムでは預金の利息は非課税扱いのため、金利分をそのまま収益として受け取れるメリットもあります。
ベトコンバンクでの口座開設や注意点などに関しては、「沸騰するASEANに生きる!~CLMVの一角、ベトナムで資産運用を実践~」をご参照ください。
カンボジアやインドネシアにおいても、高金利定期預金サービスが提供されています。
特にカンボジアでは米ドル建ての預金が可能なため、日本円に米ドルを加えて通貨の分散を図ることもできるでしょう。
なお、現地でそのままローカル通貨を利用するのであれば、為替差損益は生じませんが、円に両替する場合、その時点の為替水準によっては利益もしくは損失が発生することがありますので注意してください。
2つ目は、もう少しリスクをとったインデックスファンドへの投資です。
海外勤務者向けということではありませんが、投資初心者におすすめの投資です。
インデックスファンドとは、日本の代表的な株価指数である日経平均株価や米国のS&P500などの指数に連動した運用成果を目指す投資信託のことを指します。
投資信託のため、資産が着実に増加することもあれば、大きく減少する可能性もあります。
ただし、一般的に見てインデックスファンドは日経平均などに含まれる銘柄へ広く分散投資するため、個別株式と比較してリスクを抑えた運用になります。
また少額投資が可能な他、「信託報酬(投資信託を保有している間支払う費用)」と呼ばれるコストが低水準なものも取りそろえられており、まずはリスクを抑えた投資の実践を試みている投資初心者にマッチした運用商品と言えるかもしれません。
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