※本記事は2021年2月2日時点の情報です。
2020年末からタイでは、新型コロナウィルスの第2波が到来しました。
2021年1月、新年早々にタイ政府は感染拡大防止のため規制措置を実施。
現在その効果が現れ、徐々に国内の新規感染者数は減少しており、それを受けてバンコクでは1月22日に規制緩和となりました。
1月の新型コロナ第2波と、その規制対策から緩和までの流れを追ってみたいと思います。
サムットサコーン県の水産市場でクラスター
新型コロナ第2波の大きな原因となったのが、昨年12月にタイ西部のサムットサコーン県で起きたクラスターでした。
魚介で有名なサムットサコーンの水産市場で、ミャンマー人を中心とした外国人労働者548人が、新型コロナウィルスに感染していることが確認され、すぐに隣接するバンコクにも感染が広がりました。
チョンブリー、ラヨーン県など東部でもクラスター
同じく昨年12月には、中部のラヨーン県や、ビーチリゾートとして有名なパタヤのある東部のチョンブリー県において、違法賭博場への出入りが原因と見られるクラスターが発生しました。
チョンブリー県のシラチャにおけるクラスター
日系工業地帯があり、在住日本人が多いチョンブリー県のシラチャでは、日本人向けのスナックでクラスターが発生。
シラチャを訪れたチェンマイ在住の日本人男性が感染し、チェンマイでも大きなニュースとなりました。
2020年5月以降、市中感染を抑え続けていたタイ政府の対応は迅速でした。
新規感染者の多い各都県を感染者数に応じてレッド、オレンジ、イエロー、グリーンの4色に区分し、バンコクなどの高度管理地域(レッドゾーン)および、その上の警戒レベルにあるタイ東部の県について、1月4日から準ロックダウンとなる規制措置を行いました。
バーやパブ、マッサージなどの施設は、バンコク都が先駆けて1月2日から営業禁止となっていましたが、4日からは準ロックダウンとして、
・ショッピングセンター、飲食店など営業時間の短縮
・飲食店内のアルコール提供禁止
・リスクを伴う集会の制限
・学校の閉鎖
・在宅ワークの推奨
・県間移動を控えるよう促す
主に、上記の措置が取られました。
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