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【フィリピン】ワクチン効果で飲⾷店も復活の兆し!? 収束が⾒えてきたフィリピンの現状

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警戒レベルは「レベル1~5」まであり、数字が大きいほど厳しい制限が課せられます。
警戒レベル別で飲食店の活動制限や、主な該当地域は下記のようになっています。(2021年11月現在)

【警戒レベル別飲食店の活動制限】

■警戒レベル1
【活動範囲】
完全操業可能
【該当地域】
なし
■警戒レベル2
【活動範囲】
会場の50%
ただし、安全シール認証(※)を取得している場合は追加的に10%増加
【該当地域】
アンヘレス市(マニラから約80km離れた繁華街)
セブ市   (フィリピン第2の都市でありリゾート地)
ラプ・ラプ市(セブの国際空港が位置する都市)
ボホール州 (セブ島の隣の島で観光地として有名)
セブ州   (セブ島全体のことで44の基礎自治体から成り立つ)
南ダバオ州 (フィリピン南部のミンダナオ島南東部に位置するダバオ地方の1つ)
東ダバオ州 (フィリピン南部のミンダナオ島南東部に位置するダバオ地方の1つ)
■警戒レベル3
【活動範囲】
会場の30%
ただし、安全シール認証を取得している場合は 追加的に10%増加
【該当地域】
バギオ市  (マニラから約240km離れた標高1500mの山岳地方の中心都市)
イロイロ市 (フィリピン中部パナイ島の中心都市)
ダバオ市  (フィリピン南部のミンダナオ島に位置する第3の都市)
マニラ
北ダバオ州 (フィリピン南部のミンダナオ島南東部に位置するダバオ地方の1つ)
■警戒レベル4
【活動範囲】
屋外飲食30%、屋内飲食20%
ただし、ワクチン接種完了者のみが提供対象
全ての従業員はワクチン接種を完了していること
【該当地域】
バコロド市 (フィリピン中部ネグロス島の最大都市)
アウロラ州 (フィリピン北部ルソン島の中部東岸に位置する地方)
東ネグロス州(フィリピン中部ネグロス島の東半分を占める州)
西ダバオ州 (フィリピン南部のミンダナオ島南東部に位置するダバオ地方の1つ)
■警戒レベル5
【活動範囲】
テイクアウト、デリバリーのみ
【該当地域】
なし

 

(※)「安全シール認証」とは政府が設定した最低限の公衆衛生基準に準拠していることを表した施設の認証スキームです。詳しい内容や認証方法についてはフィリピン内務自治省(DILG)のページをご覧ください。

※編集部注:ロックダウンまたは警戒レベルでのガイドラインや対象地域は状況によって都度変更されていくため、信頼のあるサイトから更新状況をご確認ください。

参考:JETRO「マニラ首都圏、11月前半も新型コロナウイルス対策『アラート・レベル3』継続」
参考:JETRO「フィリピンにおけるコミュニティ隔離措置の最新状況(2021年10月6日発行)」

ワクチン接種状況

フィリピンの新型コロナウイルスのワクチンは医療従事者や政府関係者、高齢者を中心に2021年3月から接種が開始されました。

2021年11月23日時点では全国で約9724万回分のワクチン投与を行っており、そのうちまだ1回しか接種していない人は約5491万人、2回目の接種を完了あるいは1回で完了するワクチンを接種した人は約4151万人となっている状態です。

フィリピンの総人口が約1億903万人なので、38%の人がワクチン接種を完了したことになります。

フィリピンのワクチン接種状況

先ほど紹介した感染者数の動きのグラフでは、陽性者数が減り収束に向かっているように見えます。
しかし、未だに1日1000人を超える新規陽性者が確認されるため、首都マニラでは2021年10年15日から併存症のある12~17歳の未成年者を対象に、ワクチン接種が試験的に開始されました。

未成年のワクチン接種は既に約1万8000人が1回目の接種が終わっており、11月3日からは12~17歳約1270万人のワクチン接種が全国的に開始され、モデルナとファイザーの若者への緊急使用許可が与えられています。

参考:外務省「フィリピンの基礎データ」
参考:フィリピン保健省(DOH)「コロナワクチン接種ダッシュボード」
参考:JETRO「未成年への新型コロナワクチン接種を11月3日から本格的に開始」

 

新型コロナの影響による飲食店の状況

冒頭でもお伝えしたように、新型コロナウイルス感染症によって飲食店の経営は大きなダメージを受けました。
感染拡大から1年半以上がたった今、飲食店の状況はどのように変わったのでしょうか。
過去と現在の状況を見ていきましょう。

過去の状況

ロックダウンが開始されたばかりの2020年3月頃は、全ての飲食店で店内飲食ができなくなり(テイクアウトとデリバリーのみ可)、お酒の提供や販売も禁止された時期がありました。

各地域のロックダウンレベルが緩和されてきてからは、席数の制限はあるものの店内での飲食が徐々にできるようになってきています。

しかし、店舗側は十分な換気や消毒液の設置、体温検査を行うこと、消費者はマスクとフェイスシールドの着用が義務付けられていました。

現在(2021年12月)の状況

現在においても十分な換気、消毒液の設置、体温検査といった対応と席数制限があるものの、店内・屋外での飲食が可能になっています。

加えて、11月15日より警戒レベル4以下の地域においては、地方自治政府(LGU)および民間施設がフェイスシールドの着用有無を決定できるように変更されました。

テーブル席には対角線上に着席禁止のマークが貼られていることや席数が限られていることもあり、以前のような団体客は見かけません。
しかし、カップルや少人数の家族が外食する姿は増え、ファストチェーン店は行列をなすほど賑わいを取り戻しています。

具体的な席数や営業時間は、各地域のロックダウンや警戒レベルに合わせてご確認ください。

参考:在フィリピン日本国大使館「フェイス・シールド使用に関する規則」

まとめ

フィリピンは日本ほどに感染者数を抑え込めていません。
しかし、フェイスシールド着用の不要や店内席数の50%以上の利用可、人の賑わいなどと、徐々に日常を取り戻している動きがみられます。

収束のめどはたっていませんが、新たな日常でスタートダッシュができるよう、今から対策をとっておきましょう。



この記事を書いた人(著者情報)

越後 ジェニ

語学留学、国際結婚、海外移住とフィリピンに関わる暮らしをしているフリーライター。趣味は旅行で、これまでに訪れたフィリピンの島々は50以上。
インバウンド、旅行、留学、海外移住、生活雑貨関連の記事を多く執筆しています。

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