11月1日よりタイがついに開国しました。
隔離なし入国が可能となった開国初日のスワンナプーム国際空港と、観光開国パイロット地域(ブルーゾーン)に指定されたバンコクの規制緩和についてお伝えいたします。
開国が宣言された当初は隔離免除対象国が10ヶ国ほどの予定でしたが、46ヶ国になり、そして最終的に開国ギリギリのタイミングで63ヶ国に増えました。
この振り幅の大きさがタイならではですね。
隔離免除の主な条件は下記のようになっています。
・飛行機でタイに入国
・WHOが承認した新型コロナ・ワクチンを少なくとも渡航14日間前までに接種完了している
・タイ到着時に受検したPCR検査の陰性結果が判明するまで指定ホテルで一晩待機
・タイ政府健康安全基準認定宿舎(SHA+)または政府指定隔離宿舎(AQ)に指定されたホテルを1泊分予約していること(要ホテルの支払い確認書)
・タイ滞在期間全てを対象とする、最低5万米ドル(約569万7,500円)の医療保険に加入していること
また、これまでタイ入国の際、入国目的に応じた書類や医療保険に関する書類と申請手続きのステップが多くわずらわしかったタイ入国許可証(COE)に替わり、手続きがスムーズなタイランドパスの登録での入国が可能となりました。
タイランドパスの公式サイトから必要事項を入力し、書類の画像をアップロードすれば登録できます。
タイ入国に関する詳しい情報は在タイ日本国大使館のホームページで確認できます。
到着フロアには医療関係者の受付が設置されています。
到着ゲートから出てきた海外からの渡航者をスタッフが案内します。
ビジネスマンや家族連れ、グループ旅行者などが見られました。
タイでは新型コロナの感染状況に応じて各地をゾーン分けし、各ゾーンで規制措置を緩和したり・強化したりしています。
このゾーン分けが見直され、11月1日からバンコクを含む17都県(バンコク、クラビ、パンガー、プーケットは都県内全域対象、他の13県は一部地域に限定)は、観光開国パイロット地域(通称:ブルーゾーン)という特別なエリアに指定されました。
バンコクやプーケットと並んでブルーゾーンに指定されたクラビは、タイ南部の西海岸にあるビーチやロッククライミングで人気の観光地です。
パンガーは同じく南部で、多くの島々や岩礁が点在するパンガー湾は海洋国立公園に指定されています。
ブルーゾーンでの規制措置は以下の通りです。
・夜間外出禁止令の適用なし
・リモートワークに関する規制や要請なし。ただし、首都圏の当局職員については可能な限り、リモートワークの実施を要請
・防疫措置を実施した上で、大人数が参加する活動を認める
・防疫措置の実施の下、教育施設の使用を認める
・各種運動施設について、従来通りの営業を認める。また、試合についても従来通りの実施を認める
・映画館や劇場について、従来通りの営業を認める
・百貨店、コミュニティモールや類似施設内においての会議の開催、セミナーや催事について、適宜営業を認める
・百貨店、ショッピングセンターおよびコミュニティモールについて、従来通りの営業を認める
・コンビニエンスストアや市場の営業は、従来通りの営業を認める
・美容増進施設、マッサージ、スパ、タトゥーショップについては、従来通りの営業を認める
・飲食店について、酒類の提供および消費を含め、従来通りの営業を認める。ただし、パブ、バー、カラオケ等の遊興施設は引き続き営業を認めない
※バンコク都は、店舗におけるアルコール飲料の提供および消費については、アメージングタイランド健康安全基準(通称:SHA。タイ当局が定める衛生基準および防疫体制を整えた施設を認証する制度)認証を受けた施設に限り、21時を上限として認める。
現在禁止されているのは、ほぼパブ、バー、カラオケなどのアルコール主体のカテゴリーのみとなってきました。
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