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【フィリピン】日本から出品可!急拡大する人気のECプラットフォームとは

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日本と比較するとIT技術やさまざまなインフラが整っていないなどの理由から、フィリピン国内でのネットショッピングは利便性が高いとは言えません。

とはいえ、新型コロナウイルスの影響で外出の制限がかかった時期をきっかけに、フィリピン国内のEC市場が勢いを増してきています。

そこで今回は、フィリピン国内で人気のECプラットフォームについて紹介します。
オンライン上で日本食を購入したい・販売したいという方はぜひ最後までご覧ください。

フィリピンのEC市場の現状




JETRO(日本貿易振興機関)の資料によると、フィリピンのEC市場での売上額は毎年右肩上がりで伸びており、今後も増加していくと予想されています。

これまでフィリピン国内の小売市場売上額は、店舗型小売りが大半を占めていましたが、新型コロナまん延の影響による外出規制や必需品以外の店舗が営業一時停止、営業時間短縮といった厳しい措置があったことで、オンラインデリバリーの需要が高まっていきました。

後ほど詳しく紹介するフィリピンの人気ECプラットフォーム「Shopee」の調査によると、過去1週間のうちにオンライン購入したフィリピン人は64%に上ると言われ、日々の必需品も購入するほど生活に欠かせないツールとなってきています。

フィリピンで主要のECプラットフォーム

フィリピンのEC市場を大きく底上げしているプラットフォームは、外資の「Shopee」と「Lazada」の2つです。

テレビやWeb上でよく広告を打っていることもありますが、フィリピン人なら誰しもが聞いたことある、あるいは購入したことがあるというほど認知されているECプラットフォームです。

それぞれどういったプラットフォームなのか紹介していきます。

①Shopee

Shopee公式HP

シンガポール企業Sea(シー)の傘下である「Shopee(ショッピー)」。
シンガポールをはじめ、世界で14の国・地域(フィリピン、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、台湾、ブラジル、メキシコ)に進出している、東南アジア最大級のECサイトです。

2021年8月19日~9月9日に行われた「Shopee 9.9 Sale」の期間中、3人に1人が新規利用者(購入者)、800万のショップがオープンしたと言われ、購入者・出品者同様に急激に増加しています。

2015年にフィリピンに進出して以降、毎年シェア率を拡大させており、2019年にはEC市場の13.3%、2020年には18.8%と拡大傾向にあります。

②Lazada

Lazada公式HP

世界最大級のオンラインモバイルコマースカンパニー、アリババグループ傘下にある「Lazada(ラザダ)」。

Lazadaはフィリピン、ベトナム、シンガポール、タイ、インドネシア、マレーシアの6ヶ国で展開している、東南アジア最大級のECサイトです。

出品登録には固有のIDが設けられていたり、出品した商品をLazada倉庫に送り売れると倉庫から配送するという、Amazonのサービス(通称FBA)と似たシステムを導入していたりします。
そのため「東南アジアのAmazon」とも呼ばれています。

新型コロナ流行前と比べると売上・注文数は2.5倍、出品者は3倍以上の12万社まで増加しました。

Shopeeより3年早い2012年にフィリピンに進出したため、2018年時点ではEC市場1位(シェア率約15%)を誇っていました。
しかし、2020年時点ではLazadaのシェア率が19.2%、Shopeeは18.8%と、Shopeeの勢いに負けそうな状況となっています。

2大ECサイトで日本食を購入・販売できる

日本食の購入

先ほど紹介したShopeeとLazadaの両者ともに、下記のような日本食アイテムが販売されています。

・そば、うどん(乾麺・生麺)
・だしの素
・みそ
・焼肉のたれ
・マヨネーズ
・カレールー など

日本国内のネットスーパーのような品ぞろえはないものの、日本食には欠かせない代表的な調味料や食材が売られています。

容量は家庭向けのコンパクトなサイズから、飲食店で使用するのに便利な業務用サイズまであります。

出品者によっては業務用サイズだったものを、家庭用に小分けにして販売していることがあります。
価格は、一般的な家庭用サイズよりお手頃なことも。
日本食だけど日本在住時には食べたことがない、試したことがないメーカーの商品などを試しに使ってみたいというときに便利です。

日本食の販売

ShopeeとLazadaの両者ともに、日本からの越境ECの受入れが行われています。
そのため、プラットフォームを活用して、フィリピン国内で日本食を販売することが可能です。

各プラットフォームによって出品条件・出品方法が異なるので、気になる方は出品者用の公式サイトをチェックしてみてください。

【Shopeeのアカウント申請ページはコチラ】
https://www.shopee.jp/

【Lazadaのアカウント申請ページはコチラ】
https://lazada.jp/

まとめ

今回はフィリピンのECプラットフォームについて紹介しました。

フィリピンで人気があるECプラットフォームは、「Shopee」と「Lazada」の2つが代表的です。
フィリピン国内のEC市場は拡大傾向にあるので、今後他のECサイトも盛り上がっていくと予想できます。

日本食材をフィリピンで購入したい・販売したいという方は、まずは今回紹介した2大ECサイトから利用してみてはいかがでしょうか。

 

出典:JETRO「新型コロナ禍でEC市場が成長(フィリピン)」


この記事を書いた人(著者情報)

越後 ジェニ

語学留学、国際結婚、海外移住とフィリピンに関わる暮らしをしているフリーライター。趣味は旅行で、これまでに訪れたフィリピンの島々は50以上。
インバウンド、旅行、留学、海外移住、生活雑貨関連の記事を多く執筆しています。

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