取材をしていて、ASEAN諸国出身のオーナーたちの傾向が見えてきました。
一言で言うと、代々イギリスでビジネスをやっている、すでにある程度成功している人が多いです。
ですから2代目3代目となると、ほとんど中身はイギリス人なのです。
それもそのはず、イギリスのビザはとても厳しく、ビジネスをやるためにビザを取ろうと思うとかなりの額の資金証明などが必要になります。
かつてもう少しビザがゆるかった時代に初代オーナーが渡英してビジネスを始め、その息子たちはイギリスで育ちイギリスの教育を受け、イギリスのパスポートも持っている、という可能性が高いのです。
あくまでも想像の域を超えませんが、ASEAN諸国の母国に豪邸が建っているような一族ではないでしょうか。
話をすれば品の良いイギリス人のような感じで、それでいてASEAN諸国出身ということを生かしたビジネス、サービス、アイデアを持っていると取材の中で感じました。
今後もさらに人気になると思われるイギリスのASEAN諸国料理店。
その一方でビザの条件は年々厳しくなる一方です。
ブレグジットがどのようにビザに影響するか分かりませんが、これからASEAN諸国を出てイギリスにビジネスで乗り込んでくるのはいろいろな面でとても大変になるでしょう。
実際、取材をしようと試みたマレーシアレストランのオーナーは、すでに大成功しているイギリス人でした。
「ASEAN諸国レストランはイギリスで人気になりつつある」という事実から、今後、その国の出身でなくてもビジネスを始める人が増えていくでしょう。
ですから、すでにレストランビジネスを行なっているASEAN諸国出身のオーナーは、常に状況を察知し、より人気店になるための工夫をしているのです。
これから日本食を含めたアジア料理店はイギリスでますます人気になっていくのか、それともどこかで限界がやってくるのか、目が離せないところです。
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