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【カンボジア】カンボジアのビジネスビザ・外国人労働に厳格化の動き

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カンボジアにおける、これまでのビジネスビザ、外国人労働について

カンボジアにビジネス進出するメリットとして、

・ビジネスビザが簡単に取得できること。
・就労許可証の取得が必要ないこと。

に注目されていた方々も多いかもしれません。

観光ビザが1ヶ月だけしか更新できないのに対して、通称ビジネスビザと呼ばれている業務ビザは、これまで誰でも無条件で取得・更新が可能でした。

実際に就労しているか否かにかかわらず、長期観光であっても学生であっても、とにかく長期滞在者は全て自動的にこのビジネスビザが適用されてきたのです。

加えてワークパーミット(就労許可証)の取得も不要だったため、カンボジアでの就職もフリーで働くことも、他の国と比べてかなり自由にできていました。

しかし近年、外国人労働とビジネスビザについて厳格化の動きがみられ、本来の規則通りに施行するよう指導を強化しています。

そもそも法律上では、ワークパーミットを取得しない外国人はカンボジアにおいて働くことは出来ません。
よって、ビジネスビザで滞在する外国人は全員ワークパーミットを所持している必要があります。

加えて、現在ビジネスビザの取得・更新には、
【①ワークパーミット】
【②在籍証明書もしくは事業登録書(もしくはパテント)】
の提出が必須
となりました。

【ワークパーミット】は、カンボジアで働く人はもちろん、ビジネスビザ取得者は全員必要

自営業の場合も、どこかの会社で働く場合も、ワークパーミットと呼ばれる労働許可書の所持が必要です。

内務省と労働省の発表によると、2018年4月のクメール正月までを登録期限とし、その後ワークパーミットを取得していない場合、$100~200の罰金もしくは3~6ヶ月間の投獄・国外追放されるとのこと。

ここで注意したいのが、現在カンボジアで就労はしていないものの、ビジネスビザで滞在中している人たち。
この場合もワークパーミット取得が原則となり、罰金の対象となります。
ビジネスビザ=ワークパーミットという理解ですね。

ワークパーミットはオンラインで申請可能

ワークパーミットはオンライン化が導入され、申請・更新は全てネット上での手続きとなりました。

必要事項【氏名、住所、電話番号、パスポート番号、ビザ番号、会社情報など】を入力、
必要書類【顔写真、パスポート、ビジネスビザ、居住証明書、健康診断書など】のスキャンデータをアップロードし送信。
内容に不備がある場合、返信メールでその旨通知されるので修正する。
その後、メールで請求書が送付され、指定の銀行で料金を振り込むという流れ。

料金は、申請前に受ける健康診断料金が$25。
申請後、銀行で支払う料金は合計$138。
内訳は、ワークパーミット代金$100
健康診断代金$5、手数料$30、10%の税金$3。
ワークパーミット取得にかかる全ての料金を合計すると、約$163となります。
(全てリエル払い)

支払いの数日後、ワークパーミットが届けられます。

この記事を書いた人(著者情報)

2011年よりカンボジアに在住。
現地のあれこれを発信していきます。

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