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【TOP INTERVIEW】「焼肉こじま」児島雄太氏

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二代目社長ならではの苦悩

ー 1978年の創業以来、40年以上にわたり、焼肉激戦区の羽曳野(大阪府羽曳野市)で肉屋が通う焼肉の名店として知られる「焼肉こじま」。食肉処理場直送の新鮮な肉を食べられると、テレビなどでも取り上げられる注目店です。児島社長が飲食業界に入ったきっかけとは?
高校卒業後、父が経営していた「焼肉こじま」に入社したことがきっかけです。しかし、入社してわずか5か月ほどで父親が他界し、私がお店を継ぐことに。オーナー兼店長に就任しました。

ー 入社して半年足らずでお店を継ぐことになられたのですね!
右も左も分からない状態でしたが、周囲からの提案もあり「焼肉こじま 本店」のオーナーになりました。しかし、1年後あたりからスタッフの定着率が低くなっていきました。原因が分からず苦悩の日々を過ごしていたのですが、いろいろな方との出会いから、自分本位でスタッフのことを何も考えていなかったことに気付きました。そこで、早朝から仕事開始まで食肉処理場で働かせていただき、肉の知識をはじめ、さまざまなことを学びました。私ががむしゃらに働いている背中を見せたことで、スタッフと同じ方向をみて前進できるようになりましたね。

 社長の気持ちが、行動を通してスタッフの皆さんに伝わっていったのですね!
しかし、当時は周囲から「焼肉屋の2代目」と言われることが嫌という想いもありました。そのため、自分の力を認めてもらおうと、23歳で法人化、28歳の時にはラーメン店、中華料理店など10店舗を展開していました。ところが、店舗数、業態数が増えたゆえ、管理などが難しくなっていき…。そこで、一度初心に戻ろうと「焼肉こじま 本店」以外の店舗を売却し、1店舗に集中して営業を行っていました。

フィリピン進出のきっかけとは

ー 初心に戻ってイチから再スタートされたのですね。
そうですね。そんなある日、フィリピン進出の転機が訪れました。2016年に来店したお客様から「フィリピンでもこの味を食べたいから、ぜひ進出しないか」というお話しをいただいたのです。海外進出の構想はなかったのですが、いい機会だと思い、2017年2月に初めて現地視察に行きました。

ー 現地の印象はいかがでしたか?
フィリピン第二の都市と呼ばれている「ダバオ」に行きました。ダバオにあるショッピングモールの一角に日本食4店舗が入居するフードコートが建設されており、そのテナントの1つとして出店しないかという打診をいただいたためです。東南アジア有数の治安がいい都市であること、フィリピン大統領のドゥテルテ氏の出身地であり、現在はその娘さんが市長をやっていることなどから、今後の発展が望めると考え、進出を決断。同年7月に出店しました。

鳥居が一面にデザインされた日本風の店内
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rin

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