ー 小箱だからこそスタッフとお客様との心の距離が近くなるお店で、こだわりぬいた厳選肉をいただける「焼肉どんどん」。注文を受けてから切る鮮度抜群の「ねぎタン」は、創業以来根強く愛されています。今吉社長が飲食店を経営するきっかけとは?
中学を卒業後、大阪のあべの辻調理師専門学校に入学し料理の基礎を身に付けました。しかしはっきりとした目標を見つけることができず、なぜかふと頭に浮かんだフランスに渡りました。フランスでも何気ない日々を送っていたのですが、パリで訪れたとあるカフェで今の「焼肉どんどん」に繋がる発見をしました。
ー どのような発見があったのですか?
そのカフェの「カウンター」です。当時は調理師の資格を取得はしたものの、やりたいことが見つからず将来の目標が見えていませんでした。そんな事情もあり渡仏したのですが、相変わらず将来の目標は見つけられていませんでした。しかし、この店でお客様とカウンター越しに会話をしているギャルソンから「サバ!(元気!)」と声をかけられて、張り詰めていた心が一瞬にして晴れるように感じたのです。
ー まさに運命的な体験ですね!
そうですね。おかげで目標が見定まったような気がしました。この体験から、「お客様と近い距離で関わる飲食店を経営したい」と考え帰国。大阪で喫茶店を始めました。11年経営し、その後、BARを開業。順調に進んでいたのですが、私の好きな焼肉・焼鳥・ラーメンの店舗を運営したいという想いから、33歳の時にまずは焼肉店をオープンしました。実は喫茶店を始める際に、「限界を感じる前に焼肉・焼鳥・ラーメンの業態開発をする」と決めていたのです。「好き」という気持ちは「閃き」に繋がりますからね。
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