12月17日現在、カンボジアの新型コロナウイルスの感染者は362名と報告されています(参照:WHO)。
4日、カンボジア保健省は、全ての入国者に対して14日間の隔離を義務化することと、企業などの保証を受けてカンボジアに入国する制度について12日より運用を停止すると発表しました。
カンボジアでは11月18日に企業保証を有する外国人投資家やビジネス関係者に14日以内の短期滞在を認める制度も導入していましたが、こちらも停止されます。
また、同日に公布した保健省令では、接触者の追跡作業を加速するために新型コロナウイルス感染者の氏名を公表することを規定しており、従来通り出発前72時間以内に発行された陰性証明書の提出が必要であることが盛り込まれています。
10日、WHOのカンボジア代表は、同機関が主導する国際的なワクチン配分計画を通し、2021年半ばまでにカンボジアへの新型コロナウイルスワクチンの供給開始が可能であるという見方を示しました。
観光省は、2021年の観光事業ライセンスの更新料金を免除すると発表しました。
同省によると、観光事業ライセンスにかかる各費用は下記のような対応になるということです。
・全てのライセンス更新料:免除
※要申請
・観光ライセンスの新規取得費用:通常通り
・期限切れライセンス保持事業者:罰金
11月30日、カンボジア保健省は、カンボジアに入国する全ての旅行者を、政府指定施設での14日間の隔離対象とする方針を発表しました。
カンボジアではこれまで、同じ便に陽性者がいた場合、自宅などで隔離を行うことを認めていましたが、28日に同国初の市中感染が発覚したことで、感染予防対策を強化しています。
加えて、プノンペンと北西部にあるシェムリアップ州では12月1~15日に結婚式などの20名以上の会合が禁止され、全土では学校や映画館などが閉鎖されます。移動制限措置は導入されていませんが、国民には外出を控えるよう呼び掛けています。
※1アメリカドル=約103.81円で換算
7月以降、新型コロナウイルスの市中感染が確認されていないカンボジア。
新たに見つかる感染者は海外からの帰国者で、市中感染は収束しているとみられます。
この状況を受けて、カンボジア政府は企業関係者や投資家に対し8月から条件付きで入国を認め、日本に退避していた駐在員がカンボジアに戻り始めています。 入国の条件は4つのカテゴリー区分によって異なります。
全てのカテゴリーに必要な書類のうち、最も注意が必要なのが「新型コロナウイルスの陰性証明書」で、カンボジア民間航空局が各航空会社に通達した証明書の条件は、
①PCR検査(鼻咽頭から採取した検体を使った検査)で陰性であること
②居住国から出発の72時間以内に発行されていること
③英語で作成・印字されていること
の3点です。
特に①は、抗体検査は不可、PCR検査でも唾液タイプは認められていません。
③に関しても、手書きの陰性証明書だと搭乗できず、印刷でも一部(医師の署名以外)に手書き部分があると入国が認められないケースがあります。
また、到着時にPCR検査が、入国後は14日間の隔離が求められます。空港で受けたPR検査の結果が判明するまでに、ホテルで2泊の強制隔離措置が取られ、搭乗者全員が陰性であれば、その後は自主隔離が認められます。
感染者がいた場合は、2回目の検査結果が判明するまでホテルで強制隔離となります。
※1アメリカドル=約104.74円で換算
14日、カンボジア観光省は、政府が出資するカンボジア・アンコール航空が15日から定期便の運航を再開すると発表しました。カンボジアでは7月以降、市中感染が確認されておらず、旅行需要が回復していることを受けての措置とみられます。
茂木外務大臣は、カンボジアで副首相兼外相と会談し、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う両国の入国制限措置を緩和し、企業の駐在員などの長期滞在者を対象に9月上旬にも往来を再開させることで一致しました。また、ビジネス関係者などの短期滞在者の早期の往来再開に向けても協議を加速させる方針を確認しました。
同政府は、入国者の新型コロナウイルス感染率が高くなっていたマレーシアとインドネシアについても、1日から一時的に渡航を禁止しています。
※1アメリカドル=約105.52円で換算
※1アメリカドル=約105.47円で換算
7月16日現在、カンボジアの新型コロナウイルスの感染者は165名と報告されています(WHO参照)。
10日、カンボジア経済財務省は各国の経済団体に対し、今後は条件付きで入国規制を緩和する方針であることを発表しました。
①搭乗する72時間以内に保健当局が発行したPCR検査の陰性証明書
②カンボジアで登記している会社・団体が保証人となることを記載したQRコード付きの保証書
③カンボジア政府作成のリストにあるホテルの予約票(1泊分) 上記3種類の書類を取得した場合、現在は入国時に必要としている5万ドル(約536万3,500円)以上の治療費をカバーする保険証書と3,000ドル(約32万1,810円)のデポジットは不要になります。
対象者は、カンボジアで登記している会社・団体の出張者や技術者などの社員とその家族ですが、②があれば新規の投資家にも適用される予定です。
また、③に関しては、これまで政府が指定していたホテルへの宿泊が必須でしたが、今後は各自がホテルのグレードや料金を選べるようになります。決済時に宿泊費用だけでなく、PCR検査代や証明書発行代、ホテルまでの交通費、食費などを含む165ドル(約1万7,700円)を支払う必要があるので注意が必要です。
ただし、到着時のPCR検査によって同乗者に陽性者がいた場合、今までと同様、乗客全員がカンボジア当局指定の施設で14日間の隔離対象となります。
※1アメリカドル=約107.27円で換算
【7月6日更新】
7月6日現在、カンボジアの新型コロナウイルスの感染者は141名と報告されています(WHO参照)。
カンボジア労働省は、新型コロナウイルスの影響で事業を閉鎖した企業が労働者に補償金を支払う必要はないとの見解を示しました。
カンボジアでは労働者の重大な契約違反以外で解雇する場合、解雇補償金を支払うように労働法で定められていますが、今回は同法に規定されている「経済危機または特別な困窮状態」にあたるとして、雇用契約の中止が認められるという見解です。
同省傘下の労働監査局は、一部のメーカーが受注取消や契約金の不払いなどで新型コロナの影響を受けていると認めた上で、企業は労働者に対して補償金や事業閉鎖の事前通告に伴う違約金などを支払う必要はないとの見方を示しました。
6月29日現在、カンボジアの新型コロナウイルスの感染者は139名と報告されています(WHO参照)。
カンボジアに入国する際、提出が求められている新型コロナウイルス感染症の陰性証明ですが、抗体検査ではなく、PCR検査の結果であることが必須のようです。24日臨時便でプノンペンに到着した日本人の一部が、陰性証明の要件を満たしていないとして入国を拒否されました。彼らはPCR検査による陰性証明ではなかったようです。
現在、カンボジアでは、入国後のPCR検査の実施や検査結果が出るまで指定場所で隔離など、一連の防疫措置が義務化されています。航空便に陽性者がいた場合は、全ての乗客が指定場所で2週間の隔離措置を受ける必要があります。同措置で発生する費用は入国者の自己負担としており、入国する外国人については、$3,000(約32万1,480円)/人の保証金の支払いを求めています。
入国時には、カンボジアでの滞在期間をカバーし、治療費の保健金額が$5万(約535万8,000円)以上の保険証書の提示も求められます。
※$1(米ドル)=約107.16円で換算
6月25日現在、カンボジアの新型コロナウイルスの感染者は130名と報告されています(WHO参照)。
22日、カンボジア外務省は、ベトナム国境を経由する両国民の移動制限を解除したと発表しました。19日から往来は可能になっており、移動制限の解除により、両国間での投資、貿易などの経済交流が再び活発化することが期待されます。ただし、ベトナム人の入国は、省庁間委員会が定めた衛生関連規則を遵守することが条件です。
今後、経済的な影響からタイとラオスに関しても、往来再開が検討されています。
6月15日現在、カンボジアの新型コロナウイルスの感染者は126名と報告されています(WHO参照)。
カンボジア政府は、11日以降、同国に入国する外国人に対して、1名あたり$3,000(約32万1,120円)のデポジット(保証金)の支払いを求めると発表しました。
カンボジアでは、入国する際に全ての人にPCR検査など一連の防疫措置の実施を義務付けていますが、外国人はその費用を自己負担することになっており、デポジットがこれに充てられる模様です。
費用の内訳は
・空港から検査センターまでの交通費 $5(約535円)
・PCR検査代 $100(約1万704円)
・結果が出るまでの宿泊費 $30(約3,211円)/日 ・宿泊施設滞在中の食事代 $30×3/日 などです。
検査で新型コロナウイルスへの感染が判明すると、治療費や食事代、洗濯・清掃などを含む入院費として、別途$225(約2万4,084円)/日が必要です。 デポジットの支払いは、現金またはデビットカードが利用できます。 なお入国時に、治療費の保険金額が$5万(約535万2,000円)以上の海外旅行保険などの保険証の提示が求められます。
※$1(米ドル)=約107.04円で換算
6月11日現在、カンボジアの新型コロナウイルスの感染者は126名と報告されています(WHO参照)。
カンボジア政府は同国に入国する外国人に対し、PCR検査に関連した一連の費用負担を求める方針です。
現在、カンボジアでは入国する全ての人にPCR検査を義務付けており、入国者は空港から検査センターへ直接移送され、検査結果が出るまで同センターで待機しなければなりません。
必要となる費用は、空港から検査センターまでの交通費$5(約535円)、PCR検査代$100(約1万709円)、結果が出るまでの宿泊費$30(約3,213円)/日、食事代$30×3/日です。
乗客の中に陽性者がいた場合は、乗客全員が指定施設で14日間隔離されることになり、宿泊費、食事代、洗濯や清掃の費用、医療費、警備費として$84(約8,996円)/日、PCR検査代$100/日を支払うことになります。
また、検査で新型コロナへの感染が判明した場合は、入院費(治療や食事、洗濯、清掃を含む)$225(約2万4,095円)/日、PCR検査代金100ドル/日を支払います。検査は最大4回受ける必要があります。 陰性の証明書が必要な場合は検査費$100、証明書の発行代$30が必要です。
※$1(米ドル)=約107.09円で換算
5月22日現在、カンボジアの新型コロナウイルスの感染者は122名と報告されています(WHO参照)。
20日、カンボジア保健省は3月下旬から入国禁止としていたフランス、ドイツ、イタリア、アメリカ、スペイン、イランの6ヶ国からの入国禁止の解除を発表しました。 今回の発表で入国禁止国はなくなりましたが、日本人を含む全ての外国人を対象とした入国制限措置は引き続き実施されています。
隔離対象になると、航空機で到着した場合は空港近くの軍基地内の施設またはホテルにて、PCR検査が行われます(結果が出るまでに約1日かかる模様)。
乗客の中に陽性者が確認された場合は、乗客全員が保健省の指定する施設で14日間隔離措置となります。 乗客全員が陰性の場合、自宅などで14日間の自主隔離が指示され、13日目にPCR検査が行われます。
隔離施設の環境はトイレットペーパーやタオルがないなど、身の回り品の不足が懸念されているため、消毒用のアルコール・マスクなどを含め、事前に準備しておく必要がありそうです。
5月20日現在、カンボジアの新型コロナウイルスの感染者は122名と報告されています(WHO参照)。
18日、カンボジアの首都プノンペンの知事は、市内の全飲食店に対し、保健省が定める新型コロナウイルス対策に従わない場合は、店舗の一時封鎖を命じるという知事令を公布しました。
保健省によるガイドラインは、 ①店頭に消毒液を用意 ②来店客に対して入店前に体温測定 ③社会的距離の確保 を挙げています。
カンボジアでは、4月12日を最後に新規感染者が報告されていませんが、警戒が緩めば流行の第2波が起きる可能性があるとし、国民に対して警戒を呼び掛けています。
4月28日現在、カンボジアの新型コロナウイルスの感染者は122名と報告されています(WHO参照)。
16日、カンボジア外務省は、観光ビザやe-visa、アライバルビザの発給を停止するなどの入国制限措置を延長すると発表しました。 期間は、カンボジア保健省とWHOが新型コロナウイルスの感染が収束したと評価するまでとされています。
※本記事は2020年4月20日時点の情報です。
カンボジアの新型コロナウイルスの感染者数は、4月20日時点で122名となっています(WHO参照)。
新型コロナウイルス感染症対策として、カンボジア政府は3月30日から1ヶ月間、外国人への観光ビザの発給を停止しています。
外交・公用目的で入国する場合は、下記の対応が求められます。
①海外のカンボジア大使館・総領事館などで、事前にビザを取得
②カンボジアに向けての渡航の72時間前以内に日本の保健当局から発行された新型コロナウイルスに感染していないことを証明する健康診断書を提示
③保険額が5万米ドル(約539万2,500円)以上の保険証書を提示
加えて、入国時の健康診断やスクリーニング、またはカンボジア保健省の指示による強制隔離、検疫などの対象となる可能性があります。
4月16日カンボジア外務省は、イタリア、ドイツ、スペイン、フランス、アメリカ、イランの6ヶ国からの入国制限を延長すると発表しました。
日本人を含め、上記6ヶ国からの入国(経由を含む)が禁止されます。
現在のところ、この措置の終了時期は未定です。
また、学校や博物館、映画館、クラブ、カラオケ店、バーへの休校・休業命令が出ている他、コンサート、宗教集会、大規模な集会の開催が禁止されています。
飲食店の営業は現在のところ禁止されていませんが、地元当局から閉店を迫られるというトラブルも発生しているようです。
※1米ドル=約107.85円で換算
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