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【シンガポール】ラマダンバザールに食のトレンド傾向が垣間見られる?

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屋台フードの流行り廃り

「かつて」流行ったひと口チュロス
「かつて」流行ったひと口チュロス

昨年までの3,4年で多かった、チュロスや一口サイズのダッチパンケーキの店は、今年はぐっと数を減らしました。
どちらもラマダンバザールだけでなく他のフェスティバルなどでも列ができるほど人気だったのに、驚きです。
同様に、ラマダンバザールではお馴染みだったトルコ式のドネルケバブの店も少なくなっていました。

 

自分で色を組み合わせることもできるカラフルなドリンク。
自分で色を組み合わせることもできるカラフルなドリンク。

近年目立っているのは、きれいなパステルカラーの食べ物や飲み物を売る店です。
ドリンクの他、スナックやスイーツに、なんとパステルカラーのとろけるチーズをはさんだホットサンドなども登場したりしています。

これは、シンガポールに限らず、近年多くの国できれいな色合いのケーキやマカロンなどがトレンドのため、その影響を受けたものと思われます。

 

新しいトレンド

ラマダンバザールは、すっかり今風のおしゃれな店が多くのスペースを埋めるようになった感があります。
シンガポールは起業精神が旺盛な国民性のため、若い人がどんどん参入してくるというのが理由として考えられると思います。

 

おしゃれなカップに入れられた、フライドポテトとスペアリブやフライドチキン。
おしゃれなカップに入れられた、フライドポテトとスペアリブやフライドチキン。
好みの具にとろりと溶かした熱々のチーズをかけたラクレットの屋台。
好みの具にとろりと溶かした熱々のチーズをかけたラクレットの屋台。

賃料が高く、競争も激しいシンガポール。
他人がつくった流行りに乗っているだけでは商売を成功させることが簡単でないという考えが浸透したのでしょうか。
皆、頭をひねって工夫して出店している様子が伺えます。

こうしてラマダンバザールの出店の傾向を観察しても、目新しいものに飛びつきやすく飽きっぽいシンガポール人の嗜好と、それに追いつこうと努めるビジネスオーナー、という厳しい構図が浮かび上がるようです。

 

インフォメーション

ゲイランセライラマダンバザールは、MRTパヤレバ駅から徒歩5分ほどのゲイランセライ・マーケットの周辺で、今年は6月14日まで開催されています。
お店は大体、日没近く、6時過ぎくらいから開き始め、深夜まで営業しています。

 

 

この記事を書いた人(著者情報)

パーソン珠美

海外生活10年目、5ヵ国の在住経験があり、現在はシンガポール生活満喫中。さらに40カ国におよぶ旅行体験、元外資系企業勤務経験、そして欧州人夫との国際結婚からのマルチカルチャー経験を生かし通訳をやらせてもらっています。英語力を武器にして、ネット、知り合ったローカルや各国人から聞いた口コミ、ニュースサイト等を駆使し日本人にとって当たり前でない現地情報を元に、楽しく海外生活・旅行を満喫しています!

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