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【シンガポール】日本人会計士が見たシンガポールとアジアの市場(前編)

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記者:どのような会社が海外進出に向いていると思いますか?
山下氏:日本で長年培った技術や高品質な製品、サービスのノウハウを持っている企業は、大小問わず、アジアでも通用すると思います。あまり知られていないことだとは思いますが、シンガポールの超有名企業であっても、日本企業と組む例は少なくありません。
例えば、日本企業が、シンガポールの大手飲食グループを買収し、経営統合した後の財務面でサポートしたことがあります。経営パートナーとして日本企業を選ぶのは、やはり日本の高い技術や品質、サービスを高評価している証明でもあります。

記者:シンガポール、アジアなどで事業を興すことへの利点はどこにあると思われますか?
山下氏:税金部分が利点になることは間違いありませんが、それだけではありません。シンガポールは、今や世界でもトップクラスのビジネス進出しやすい国です。クリアしなくてはいけないことはもちろんさまざまありますが、東南アジア圏内を将来マーケットに考えていらっしゃるオーナー様でしたら、シンガポールをASEANのゲートウェイとして進出することをおすすめします。

デンプシースーパー (1)
郊外にあるおしゃれなスーパーでは、日本産のお肉など世界の食材を販売している

 

記者:その他のASEAN各国はいかがですか?
山下氏:シンガポール以外の国では、商売を始めるためのセットアップ期間が1年以上かかるケースも少なくありません。さらには外資規制により100%出資できない場合、出張で訪れているだけなのに所得税を徴収されるケースもあります。現地で得た利益を本国に環流するためのハードルが高いなど、せっかくの海外進出なのに本業以外のところで発生した障害により、うまくいかないということもあります。
それらを経験してきたため、私としては、まずはシンガポールへの進出をおすすめしています。例えば飲食関連の進出ですと法人設立、銀行口座開設、就労ビザ取得、物件決め、フードライセンス取得などを行いますが、時間としては半年から1年くらい見ておくといいかと思います。

 

後編では、具体的な相談内容や成功の秘訣について伺っています。
ぜひ、後編もご覧ください。
後編はこちら⇒【シンガポール】日本人会計士が見たシンガポールとアジアの市場(後編)

この記事を書いた人(著者情報)

buri

シンガポール在住buriです。

主人の赴任で愛犬(チワワ)と3人でシンガポールへ。     早5年目に突入します。
来星後すぐに仕事をはじめることが出来たので、異国の地にきても様々な人脈や知識を得ることができたのが私の財産です。

日本では金融関係、雑誌編集、取材、通販の商品企画プロデュース、販売等々人生経験だけは豊富に積んできました。

そんな私が見て、聞いて、食べて、学んできた、大好きなシンガポールの今を、日本人ならではの目線でさまざまな方面から多角的にご紹介したいと思います。

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