マレーシアは外食文化が定着している。
2011年度の日本貿易振興機構(JETRO)の「マレーシアにおける外食産業基礎調査」によると、1ヶ月の消費支出の20%を占めている。
これは共働きの家庭が多いことも理由の一つ(※1)であると言われている。
フルサービスのレストランや外資系ファストフードチェーン店なども増えてきているが、ローカルが多く住むエリアには昔ながらのオープンエアの屋台街(ホーカー)が必ずある。
クアラルンプール市内北部。
こちらは中華系マレー人が多く住む典型的なローカルエリアにある食堂と屋台。
営業時間は夕方から夜11時ぐらいまでの店舗が多い。
マレーシアの食文化は多彩だ。
人口構成の柱となるマレー系、中華系、インド系の伝統料理から、隣国のタイ、インドネシア、シンガポール、他に中東、日本、韓国など多岐に及ぶ。
さらにそれらが組み合わさったフュージョン(多国籍、無国籍)フードも見られる。
経済飯と表記される食堂や屋台の特徴は「早い、安い、うまい」。
中でも「安い」の項目は際立っている。
日本でもおなじみの外資系コーヒーチェーンやカフェなどのブラックコーヒー1杯はRM10〜18(約260〜470円)。
しかしローカルエリアの食事はRM5〜10(約125円)でじゅうぶんな量が食べられる。
一食がコーヒー代の半分だ。
■お粥(Porridge/Congee)
豚や鶏肉のスライスがトッピングされている。
好みで青葱、香草などのトッピングも。
1杯RM5.5〜6.5(約142〜168円)。
■ロジャ(Rojak)
軽い食事にもスナックにもなる。
果物または豆腐、厚揚げなどに具たっぷりの甘いタレをかけたもの。
ここでは2種類販売していた。
こちらも一皿RM5〜6(約130円〜155円)。
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