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【タイ】【ペンのASEAN紀行】湖畔にたたずむモン族の村

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小さな半島を形成するこの場所から対岸に向けて架けられたのが、総木製の橋「モン・ブリッジ」だ。
橋の建造に貢献した僧侶の名前を取って、かつてはウッタマヌソーン・ブリッジとも呼ばれていたが、前者の通称名が定着した。

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対岸の小高い丘にはミャンマーに多いモン族の村があって、住民の生活道路あるいは近年多くなった観光客向けの歩行路としてこの橋は使われている。
全長850メートル、立て替え後の2代目の橋。
2013年に襲った暴雨により旧橋が崩壊、1年以上の修復期間を経て蘇った。

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村にあるタイ・ビルマ・インドの建築様式を取り入れた混合様式の寺院ワット・ワン・ウィウェーカーラーム寺は、黄金に輝く仏塔が美しいことで有名だ。
モン・ブリッジとともに当地のシンボルとなっている。
村は観光化が進んでいるが、早朝に行われる僧侶による托鉢の様子は厳粛で、観光客には神秘的に映る。
一度、訪ねてみたい村の一つであることは間違いない。

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ダム湖が造られた際に湖底に沈んだ寺や集落跡を、ボートを使って訪ねることもできる。
そのための船の発着場も近くにある。
このうち、ワット・サーム・プラソブは乾季であれば陸続きとなるが、雨季になると水没してしまう秘境さから観光客には人気が高い。
一方、ワット・ウィ・ウェイ・ガラムは完全に水没しており、湖上に顔を出す旗を船でお参りすることになる。

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近年は、地元タイや欧米からの観光客に加え、中国人や韓国人、それに日本人の姿も見られるようになった。政府や地元観光局も観光を前面に打ち出している。日本食店はまだないが、ひょっとしたら、そんなところにビジネスのきっかけが転がっているかもしれない。

 

この記事を書いた人(著者情報)

kobori

2011年11月、タイ・バンコクに意を決して単身渡った元新聞記者。東京新聞(中日新聞東京本社)、テレビ朝日で社会部に所属。警視庁記者クラブで2・4課担当を通算4年経験。銀行破綻などの各種金融事件、阪神大震災、オウム真理教事件などの取材にも当たった。事件記者出身だが、取材対象は政治・経済、社会、科学、文化までなんでも。日本の新聞、雑誌、タイのフリーペーパーやウェブサイトなどでも執筆中。著述、講演多数。

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