日本では、そのにおいなどによりあまり評判が良いとは言えないドリアン。
しかしマレーシアでは、毎年ドリアンの時期になると、心なしかウキウキしているのが伝わってきますし、もうドリアンを食べた?今年のドリアンはどう?など、ドリアンの話題で持ちきりになります。
筆者は何度かローカルが開催するドリアンパーティーに呼んでもらったことがあります。
名前の通り、ただひたすらドリアンを食べ、そのドリアンを評価していくという、ドリアン中心のパーティーです。
1つの果物のためにバーティーが開催されるのですから、マレーシア人のドリアン好きが伝わってくるのではないでしょうか。
マレーシアではドリアンは果物の王様だと言われています。
日本ではなかなか見かけることのできないドリアンですが、独特の匂いと味がします。
その匂いのことを、「生ゴミの匂い」と表現する人もいますし、「靴下の匂い」と表現する人もいます。
それくらい日本人にとっては強烈な匂いなのです。
そのせいか、初めてドリアンを食べた多くの日本人は、それほど美味しいとは感じないようです。
「ドリアンは3回食べると美味しくなる」と言われている食べ物です。
実際に筆者は、ドリアンを初めて食べた時には「すごく美味しい」と思うことはできませんでした。
しかし、ドリアンのシーズンになると、どうしても食べる機会が増えていきます。
そうやってドリアンに耐えること、3回目。
なぜか、とても美味しい!と心から思っている自分がいることに気づきました。
そして美味しいと感じると不思議!
いつの間にか匂いまで「いい香り!」と思えるようになったのです。
初めてドリアンを食べて「なんだこの果物は!ひどい味だ!」と感じてしまった方も諦めないでください。
何度か食べ続けているうちに美味しいと思えるようになるかもしれません。
そんなドリアンですが、とてつもないパワー源になります。
あるローカルは、ドリンク剤と同じくらいの効果があると言っていたほどです。
疲れた時に食べると、元気が出るんだそう。
適量を食べるとパワーの源になりますが、食べ過ぎると熱が出るなど具合が悪くなってしまうこともあるのでご注意を。
実際に、あるローカルはドリアンが好き過ぎて、ドリアンのシーズンに毎日大量に食べていたところ・・・
具合が悪くなり入院する羽目に……!
これは極端な例ですが、体調があまり良くない時にドリアンを大量に食べると熱が出るのは事実で、小さなハプニングが頻繁に起こっています。
ドリアンを食べた時には、熱くなった体を冷やす工夫をすることが大切です。
ローカルに教わった工夫の仕方をご紹介します。
1つ目は、ドリアンの皮に水を入れて飲むこと!
ドリアンの皮はくぼみになっているので、皮をコップ代わりにして水を飲むことができます。
ドリアンの皮には、体を冷やす効果がある成分が含まれており、水を入れて飲むことによって、その成分が水に溶け出すので結果として体を冷やすことができます。
もう1つの方法は、コップに水を入れ、そこにドリアンの種を入れて飲むことです。
ドリアンの種にも同じく体を冷やす効果があります。
これはローカルがやっている方法で、筆者もドリアンを食べた後は必ずその通りにするようにしています。
そのせいか、ドリアンを食べた後、具合が悪くなったり、熱を出したりしたことはまだありません。
マレーシアなど、南国で食べることができるドリアン。
せっかくなので美味しい季節に、ローカルの方法で味わってみてはいかがでしょうか?
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