シンガポールでは最近、伝統的なローカルフードにスタイリッシュさ・フォトジェニックさを加えたり、スイーツやファストフードにアレンジすることで、若者に受け入れられるようにしている事例が多くみられます。
今日はシンガポールで有名なローカルフード「ナシレマ」を事例に、このトレンドについて見ていきたいと思います。
「ナシレマ」とは、干した小魚、ナッツ、目玉焼きなどのおかずを、ココナッツで炊いたお米と混ぜ合わせて食べる、マレーシア発祥の料理です。
バナナの葉っぱで包まれたものが一般的で、ホーカーなどで1皿500円以下で販売されているローカルフードですが、最近シンガポールでは「高級ナシレマ」が人気となっています。
人気の火付け役となったのは、Club Street近くにあるナシレマ専門店「ココナッツクラブ」
シンガポールの大統領が、フィリピンの大統領を連れて訪れたことから一躍人気店へとなりました。
外壁に描かれた大きなチワワが目印のお店。
「きどった気分でナシレマを食べよう」というのが店のコンセプトで、店内の壁にもオシャレな絵が描かれたスタイリッシュなお店です。
ナシレマの価格は1皿1000円以上で、ホーカーのものと比較すると2倍以上の値段ですが、連日大行列の人気店です。
人気の秘訣は、オシャレな店づくり・味に付け加えて、サービスの良さ。
炎天下の中、行列に並ぶお客様を気遣い、ジュースやビールを無料で配布したり、
デザートにかき氷をサービスでつけてくれたり、
陽気な店員さんがしてくれる至れり尽くせりのサービスに、このお店のリピーターになってしまう人も多いはず。
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