一年で一番盛大に祝われる旧正月は、とにかく食べる!
シンガポールは多民族国家で、一年を通じさまざまな民族の行事が行われる国ですが、人口の約70%を占める中華系にとって一番大切な旧正月が、最も盛大に祝われる行事です。
旧正月は日本で言ういわゆる「松の内」が長く、15日間におよび、その間は国中が新年ムードで、食べるのが大好きな中華系の人々は、家族親戚はもちろん、職場の人、教会やお寺の信者仲間や、学校時代の友達などと集まり食事会をして祝い、人によっては、旧正月の期間に5回、6回もの食事会に参加することもあるといいます。
旧正月の期間中は、食事会が持たれることの多い中華料理店が大人数のグループで席が埋まっているのを目にします。
伝統的な中華料理の他、「皆で囲む」というコンセプトが良いのか、この時期は火鍋や、意外と焼き肉の店などもいっぱいで席が取りにくくなります。
ただし、鍋や焼き肉なら何でも良いかというとそうでもないようで、逆に人気店にお客を持って行かれ、普段よりもガラ空き、などというお店も見られます。