マレーシアには、ママショップやマレーショップなどと呼ばれているお店があります。
どちらも、マレーシアならではの食事処のことです。
このようなお店では、ナシゴレンやミーゴレンなどのマレーシア料理を食べることができるのはもちろん、お惣菜のような調理済みのものを選んで食べることもできます。
まさしくローカルが食べている地元の料理を楽しむことができるお店です。
料金のカウントの仕方は日本と少し異なります。
そのため、「せっかくなので地元の人が食べているマレーシア料理を食べたい!」と張り切って挑戦してみた結果、とんでもない高い値段になってしまった!というハプニングも…。
今回は、そんなハプニングをできるだけ回避するために、マレーシアのオーダーのシステムや、一般的な地元の人のオーダーの仕方をご紹介します。
マレーシアではマレー料理、中華料理、インド料理など、様々なタイプの料理が並んでいるお店を見かけます。
日本のお惣菜コーナーのようですね。
マレーシアのショップでは、白飯をオーダーし、白飯の上に自分が食べたいおかずをのせます。
のせたおかずの量や種類によって料金が決まるというシステムになっています。
日本でお惣菜を買う時には、量り売りのシステムを使っていることが多く、100グラム当たりいくらという値段設定になっています。
そのため、取る量を考えながら料理を容器の中に入れます。
マレーシアでは、取った料理の数によって値段設定をしていきます。
例えば1品のものを300グラムほど取った時と、3品のものを100グラムずつ取った時では、3品のものを100グラムずつ取った時の値段が高くなります。(大げさにいうと1品のものを選んだ時に比べ3倍の値段がかかります)
また、野菜料理→卵料理→肉料理(魚介類も)の順で値段設定が高くなっていきます。
野菜だけを選ぶと安くなりますが、肉料理(魚介類)を選ぶと高くなります。
野菜を3品選ぶのと、肉(魚介)を3品選ぶのでは値段が違ってくるというわけです。
以前マレーシアに遊びに来た友人が、「マレーシア料理に挑戦する!」ということでママショップで食べたのですが、「このおかずも試してみたい!あのおかずも食べてみたい!」という気持ちが募り、数種類のおかずを少しずつ選んだそうです。
そしてかかった値段はなんと20リンギット(約545円/2018年9月現在)!
この類の料理は平均7リンギット(約190円/2018年9月現在)、高くても10リンギット以下が相場なので、20リンギットという値段設定がどれだけ高いのかご理解いただけるのではないでしょうか。
友人は「マレーシアは食事の値段が安いと聞いていたのに、全然安くない。日本と変わらない……」と首を傾げていましたが、食べた料理の写真を見てびっくり!
これだと20リンギットかかっても仕方ないと納得です。
友人も自分の料理が異常に高かった理由を知り、笑っていました。
では一般のマレーシアのローカルはどのように選ぶのでしょうか?
基本的に、野菜料理2品、肉料理(魚料理)1品の合計3品を選びます。
料理をテイクアウトしていくときもあるのですが、このときも大抵、野菜料理が2品、肉料理が1品入っていることが多いです。
ローカルの間では暗黙の了解でこのようなルールが身についているように感じます。
肉も食べたい!だけどできるだけ安く済ませたい!ということを追求した結果「この割合が一番良い」となったようです。
マレーシアのローカルフードを注文する場合、ローカルらしく注文したい時には、この暗黙のルールで注文してみてください。
ローカルから「お!マレーシアを分かってるな!」と心の中で見直されるかもしれませんよ。
「せっかくなのでたくさんの料理を食べたい」という方は何品選んでももちろん構いません。
その際には、高くなることを覚悟して注文を!
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