どの国も夜になると盛り上がりを見せるお店やエリアは存在しますよね。
近年フィリピン各地において、お手頃価格で多国籍料理を楽しめる「フードパーク」や「ナイトマーケット」が、盛り上がりを見せています。
フィリピンらしい活気を感じることができるので、地元の人はもちろん、観光客や海外からの移住者にも人気です。
そこで今回は、近年フィリピンで話題となっているフードパークとナイトマーケットの魅力についてご紹介します。
フィリピンで「フードパーク」というと、日本のお祭りやイベント時に見られる出店(でみせ)のようなもので、小さな飲食店が軒を連ねている場所です。
出店は全て飲食店なので、ゆっくり落ち着いて食事をできるよう、敷地内にイスやテーブルが設けられています。
イメージとしては、ショッピングモールなどにあるフードコートの屋外版のようなものです。
基本的に平日・週末問わず、お昼から夜まで営業しています。
一方、「ナイトマーケット」は飲食店に限らず、雑貨店や衣類店などさまざまなものが販売されており、他国では「夜市」と呼ばれています。
名前の通り基本的に夕方から深夜まで営業しており、毎日ではなく週末の夜だけなど、営業日時が限られている傾向にあります。
先ほどもお伝えしたように、フードパークは飲食店限定、ナイトマーケットは飲食店以外のお店も数多く出店しているという違いがあります。
実際にどのような規模で、どのような客層かなどイメージしやすいように、下記5つのポイントで特徴を詳しく紹介します。
①規模感
②料理ジャンル
③価格帯
④客層
⑤イベント内容
フィリピン各国にはフードパークやナイトマーケットが数多く存在し、その規模もさまざまです。
人が集まりやすいような街の中心地では、50店舗を超える巨大なフードパークやナイトマーケットが展開されています。
子ども向けのかわいらしいスイーツ店、がっつり食事系、お酒に合うつまみ系などとバラエティ豊かで、友人・職場の仲間・家族連れにぴったりです。
一方、街の中心地から少し離れた場所では、10店舗程度の小規模フードパークをよく見かけます。
厳選されたこだわりのおしゃれな店が集まり、大人同士で落ち着いて飲食したり、まるでカフェのような感覚で1人マイペースに食事しやすい雰囲気です。
フィリピン料理以外にも、たこ焼きやお好み焼きといった日本食、韓国・中華・アメリカ料理などさまざまな国の料理を楽しめます。
ドリンクだけでもフレッシュジュース、コーヒーショップ、タピオカドリンク、お酒など、さまざまな種類のお店が存在します。
施設ごとのコンセプトによって価格帯が大きく異なります。
幅広い世代が集まる巨大なフードパークやナイトマーケットであれば、下記のようにお手頃価格で楽しめる料理が多いです。
・6個入りのたこ焼き:100ペソ(約250円)
・ハンバーガー、ポテト、飲み物のセット:150ペソ(約375円)
・ご飯、お肉/魚介、飲み物のセット(4人前):500ペソ(約1,250円)
先ほど紹介したように、大人がゆっくり飲食できるようなコンセプトであれば、本格的な料理を楽しめる分、料金も高めに設定されています。
・窯焼きピザ:600ペソ(約1,500円)
・肉厚ステーキ:1,500ペソ(約3,750円)
コンセプトによって客層は異なります。
◆大規模なフードパークやナイトマーケットの場合
巨大な敷地で開催されている場合は幅広い世代、低所得者~中間層が多い傾向にあります。
《客層の具体例》
・学校帰りの10代の大学生
・仕事帰りの20~30代のフィリピン人
・子連れファミリー
◆価格が高めのフードパークやナイトマーケットの場合
料金が高めに設定されているところでは、年齢層は幅広いものの、中間層~高所得者が中心です。
《客層の具体例》
・フィリピン人の富裕層
・パートナーが外国人のフィリピン人ファミリー(日本人含む)
・外国人旅行者、移住者、留学生(日本人含む)
週末の夜に生バンドによる演奏などのイベントを行っているのは、大規模施設が多いです。
屋外という開放的な空間で飲食しながら、ポップ・ジャズ・ブルースなど多ジャンルの音楽を聞けるのが魅力です。
今回は、フィリピン各地で盛り上がりを見せているフードパーク/ナイトマーケットについてご紹介しました。
好きな料理を少しずつ購入して、ワイワイ楽しみながら食事とお酒が楽しめる場所として、今後も人気が高まっていくであろう飲食店の形です。
※1フィリピンペソ=約2.5円で換算
メインメニュー
教えてASEANコラム
お問い合わせ
人気記事ランキング
新着記事
国別で記事を探す
おすすめキーワードで記事を探す
ライター紹介