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【フィリピン】ワクチン効果で飲⾷店も復活の兆し!? 収束が⾒えてきたフィリピンの現状

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新型コロナウイルス感染拡大の影響により多くの業界でマイナスの影響を受けましたが、その中でも飲食業は倒産が相次ぐほど深刻です。

フィリピンは2021年3月からロックダウンが開始され、それに伴い外出制限や店舗内での飲食ができなくなったため飲食店経営は厳しいものとなりました。

今回は新型コロナウイルスの流行から1年半以上たったフィリピンの現在の新型コロナ関連情報と、現地飲食店の状況について紹介します。

フィリピンの新型コロナ関連の情報

まずはフィリピンの新型コロナウイルス感染者の現状や活動の制限、ワクチン接種状況について紹介します。

新型コロナウイルス感染状況

フィリピン保健省(DOH)が発表した新型コロナウイルスの感染状況は下記の通りです。

フィリピンの新型コロナ感染者状況

【フィリピン】
感染者数累計:277万5379人
新規感染者数:360人
死亡者数累計:5万341人
新規死亡者数:61人
(2021年12月13日現在)



一方、日本の状況は下記のようになっています。

日本の新型コロナ感染者状況

【日本】
感染者数累計:172万4130人
新規感染者数:68人
死亡者数累計:1万8366人
新規死亡者数:1人
(2021年12月13日現在)

フィリピンの総人口が約1億903万人、日本は1億2507万人と日本の方が約1600万人多いですが、感染者数の累計はフィリピンの方が約110万人も多いことが分かります。

出典:Department of Health「COVID-19 CASE TRACKER」
出典:内閣官房「新型コロナウイルス感染症対策」
参考:外務省「フィリピンの人口(2020年)」
参考:総務省統計局「日本の人口(2021年)」

続いては、フィリピン国内での新型コロナ感染者数の動きについてです。

フィリピンの新型コロナ感染者数の動き

フィリピンでは、2020年1月に中国・武漢から訪れた観光客が最初の感染者として確認され、3月にはロックダウンや水際対策が課せられました。
2020年8月には第1波として1日4000人程度の感染が確認されたものの、2ヶ月程度で落ち着き平行線をたどっていました。

しかし、2021年に入って第2波(4月頃)、感染力を増した変異株によって感染者が爆発した第3波(9月頃)と大きな動きがあったにもかかわらず、現在は勢力が急激に弱まっています。

出典:Department of Health「UPDATES ON NOVEL CORONAVIRUS DISEASE (COVID-19)」

活動の制限

フィリピンは約1年半の長い間「ロックダウン」いわゆる都市封鎖となっていました。
ロックダウンの検疫ステータスは「ECQ」「MECQ」「GCQ」「MGCQ」の4つに分けられます。

隔離措置の種類
認められる活動内容

出典:JETRO「フィリピンにおけるコミュニティ隔離措置の最新状況」

感染者が増えはじめた2020年3月の最初のロックダウンは、外出や移動などの制限が最も厳しいレベルのECQが全国的に施行されました。
現在でも一部の地域に厳しい制限が課せられています。

しかし、2021年12月現在では多くの地域で感染者が抑え込まれている状態です。
そのような背景から経済活動制限を緩和され、10月16日から新たな新型コロナウイルス対策「警戒レベル(アラート・レベル・システム)」を運用すると発表されました。

この記事を書いた人(著者情報)

越後 ジェニ

語学留学、国際結婚、海外移住とフィリピンに関わる暮らしをしているフリーライター。趣味は旅行で、これまでに訪れたフィリピンの島々は50以上。
インバウンド、旅行、留学、海外移住、生活雑貨関連の記事を多く執筆しています。

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