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【TOP INTERVIEW】「炎丸」高橋英樹氏

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飲食業界への第一歩

ー 旬の食材にこだわった和食居酒屋「炎丸」の海外事業を展開する高橋社長。日本で「炎丸」を経営する株式会社PrunZ(以下、プランズ)の深見社長と共同で、海外店舗の運営をされています。そんな高橋社長は長年飲食業界に携わっていらっしゃいますが、もともと飲食業界に興味があったのでしょうか?
まったくなかったですね。学生の頃のアルバイトを含め、飲食業歴34年(2019年時点)になりましたが、自分にはもっと相応しい仕事があると思っていましたし、初めは学校の先生になりたいという夢もありました。

ー そうなんですね!飲食店を経営する、という意識に変わっていったきっかけは何ですか?
株式会社夢笛(以下、夢笛)の創業者である前社長との出会いがきっかけです。
入社当初は、高校を中退して大阪の飲食店に就職したのですが、飲食以外のこともやってみたいと思うようになり、名古屋で期間工をしていました。しかし、次第に「飲食で職人になりたい」という気持ちが強くなっていったんです。その頃、先代に出会い拾っていただきました。
夢笛の創業時は料理長をやっていて、店長、マネージャーとステップアップし、16年前に2代目の社長に就任しました。

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いつでもおちゃめな髙橋社長

ー 大阪の下積み時代は、飲食店を3店舗掛け持ちなさっていたのだとか……。
そうですね。朝は南の木津市場で仕入れをして南の店舗で仕込み、昼は堂島の天丼屋、夜は北大阪の焼鳥屋で仕事をするという生活をしていました。
当時は休みなく働いていたのですが、さまざまな仕事を経験することでそこからマニュアルの徹底や時間管理など、「当たり前」の大切さを学ばせていただきました。

居酒屋甲子園設立から初の海外出店

ー 高橋社長の飲食人生において、居酒屋甲子園設立も大きな出来事であると思います。設立に至った経緯をお伺いしてもよろしいですか?
夢笛は全盛期、7店舗を展開していましたが、徐々に債務超過になり、2代目として会社を継ぐ時には3店舗にまで縮小していました。この頃、居酒屋甲子園を共に設立することになる居酒屋「てっぺん」設立者の大嶋啓介さんと出会ったのです。居酒屋甲子園の創業メンバーには、プランズの深見社長もいらっしゃいました。

ー 居酒屋甲子園がきっかけで海外展開のお話が進んだのだとか?
もともと当社は「私たちの作る料理を世界に」というビジョンを掲げており、海外出店は先代の夢でもあったため、創業当時から海外への進出という希望は私も持っていました。そんな中、居酒屋甲子園がきっかけで投資家の方にお声を掛けていただき、海外出店の話が加速していきました。

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海外出店構想が具体的になってきた頃……

ー そしてシンガポールの出店につながるのですね。初出店にシンガポールを選ばれた理由を教えてください。
先述の投資家の方からいただいた話がシンガポールだったのと、
①社員を派遣するために治安の問題がないこと
②当時、シンガポールと日本の物価が同等であったこと
③味覚が日本人に近いこと
以上の3点より決断しました。プランズがオペレーションを担当、夢笛が料理の組み立てを担当することになったのですが、出店した当初は食材調達の方法が分からず、海外でのノウハウもまったくなかったため、大変なことしかなかったですね。ある程度のノウハウができたら、新しく「北海道酒場」の業態を立ち上げました。

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まぐろやサケなどの新鮮な魚介を使用し、見た目も鮮やかな「炎丸ロール」
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