多民族国家であるマレーシアでは、それぞれの民族料理を楽しむ事が出来ますが、多くの方々は多量の香辛料を使ったスパイシーな料理を思い浮かべる事と思います。
マレー系料理、インド系料理、中国系料理に大別されますが、民族料理が融合したニョニャ料理(マレー系料理と中国系料理)もマレーシアの代表的な食文化の一つです。
マレーシアにおいて日本食レストランは、マレーシア全土で約1000店舗あると言われています。
中華系の人々に関しては生魚を食す事や飲酒は特に問題ありませんが、国内の多数を占めるマレー系の人々はイスラム教徒であり、ハラル(イスラム教徒の教えで許されている)食品以外を食す事が出来ないため、日本食を広めるためにはイスラム教を理解し、ハラルに対応する事が必須になると言えるでしょう。
2020年に先進国入りする事を目標とし(ワワサン2020)、堅調に経済成長を続け、現在ではシンガポールとともに「東南アジアの優等生」と称されています。
イギリス植民地時代よりゴムのプランテーションや錫の採掘など、農作物や鉱物の生産が盛んでしたが、インフラ整備や重工業を中心とした工業化を進める事で経済成長を遂げています。
その一方、民族間での経済格差が発生してしまっている事が問題となっています。
2012年統計の民族別平均月収は、華人6,366リンギ、インド系5,233リンギ、マレー系4,457リンギとなっており、マレー系の人々の月収が他民族に比べて低くなっている事で、マレー系住民の不満から民族対立へ発展してしまうのではないかという懸念から、1971年より「ブミプトラ政策」が実施されていますが、全てのマレー系住民が恩恵を享受する事が出来ず、マレー系コミュニケーションにおける経済格差の規模は東南アジア最大となっています。
「東南アジアの優等生」と呼ばれるほどの経済成長を遂げたマレーシアですが、それに比例して近隣諸国の中国やタイに比べ人件費が高く、日本企業はマレーシアへの企業進出を行いづらい状況が続いていました。
しかし近年では、経済成長により人件費が高騰してしまった中国、政情不安が懸念されるタイ、と再びマレーシアに注目が集まりつつあります。
2012年時点では、製造業と非製造業が概ね同じ割合でしたが、経済成長に伴い非製造業の割合が増加しています。
2020年に先進国入りを目標としているマレーシアでは今が経済成長著しい時期にあると思います。
2020年には日本でも東京オリンピックが開催され、近隣諸国もその恩恵を少なからず受けると考えられています。
経済成長著しい今、マレーシアでの事業成功の可能性が高い時期であると考えられます。
是非この機会にマレーシアへの進出をご検討されてみてはいかがでしょうか。
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